韓国の金融当局が新産業に事業構造を再編する企業に約1兆ウォンを投入する。事業再編企業に重点的に投資する2200億ウォン規模のファンドを新設し、産業銀行と信用保証基金のような政策金融機関を通じて7000億ウォン規模の融資、保証を支援するのが骨子だ。
金融委員会は3日、このような内容の事業再編企業への金融支援策を発表した。
事業再編企業とは、新産業に進出したり、産業危機地域内で危機を克服した企業をいう。産業通商資源部が「企業活力法」により審査を通じて指定する。
金融委は企業銀行を通じて1450億ウォン規模の「事業再編ファンド」を新設する計画だ。これは韓国産業技術振興院(KIAT)が主導する「事業再編革新ファンド(750億ウォン)」と連係される。
金融委は産業銀行「事業競争力強化支援資金(5000億ウォン規模)」を通じて事業再編承認企業に年最大1.0%ポイント優待金利恩恵を与え、信用保証基金「事業再編保証(1000億ウォン規模)」を通じて保証比率と保証料、保証限度優待も提供する計画だ。事業再編承認企業は保証比率95%、保証料率最大0.5%ポイント差引支援を受けることができる。事業再編推進企業の場合、保証比率90%、保証料率の軽減は0.2%ポイントが適用される。
他にも金融委は事業再編企業が保有している資産を韓国資産管理公社に売却後賃貸する方式で1000億ウォン規模の流動性も供給する方針だ。
金融委の関係者は「今年9月から選定される企業を対象に欠格要件審査、技術信用評価(TCB)評価を導入し、事業再編推進企業に対する支援を持続する計画」とし「今後も事業再編活動を支援するために政策金融は大規模、長期、危険分野などに重点を置く予定」と明らかにした。
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