金融当局、自営業者・小商工人に80兆ウォンの資金支援

[写真=金融委員会]


韓国の金融当局がコロナパンデミックで打撃を受けた自営業者や小商工人のために80兆ウォンの資金支援に乗り出す。

24日、金融委員会は償還能力のある借主に対して流動性および競争力向上支援資金を41兆2000億ウォン規模で供給すると明らかにした。追加で8月中には高金利負担で困難に直面している借主に対して8兆5000億ウォン規模の「低金利貸換商品」を提供し、自力で償還が難しい借主に対しては30兆ウォン規模の新しい出発基金を通じて元利金減免など「債務調整」を支援する内容の支援策を発表する。

新型コロナウイルス感染症(コロナ19)対応の緊急・一時的措置が終了しても自営業者が苦難に直面しないよう先制的に対応していくためだ。金融委はコロナ19期間対面消費萎縮、営業制限などで営業が難しくなった自営業者・小商工人は貸出を増やし、償還負担が累積しノンバンク圏利用借主および多重債務者が増加するなど貸出の構造的質も悪化したとみている。

個人事業者のウォン建て貸出残額は2019年末692兆7000億ウォン、2020年末809兆7000億ウォン、2021年末916兆ウォンに急増した。特に個人事業者向け融資の中でもノンバンク向け融資の増加率は46%で、銀行圏の増加率(+26%)の2倍に達した。

これに対し金融委員会は、今後迫ってくる複合危機にともなう流動性供給、距離拡大後の競争力強化と事業再起など適合型資金供給が必要だと判断した。現在、個人事業者の銀行圏信用貸出の平均金利は昨年12月4%から今年6月4.39%まで上昇した。

今年の小商工人企業体感景気指数は(BSI)△1月39.3 △2月44.3 △3月37.5 △4月76.4 △5月74.7 △6月65.3を記録した。小商工人市場振興公団は小商工人・伝統市場景気を把握するために伝統市場1300ヶ所、小商工人事業場2400ヶ所を対象に毎月18~22日にBSI調査を実施している。BSIが100を超過すれば景気の好転を、未満であれば悪化したと判断する。
 

[資料=金融委員会]




 
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