​SKスクエア、ナノエンテックの持分全量580億ウォンで売却…新規投資財源の確保

[​SKスクエア、ナノエンテックの持分全量580億ウォンで売却…新規投資財源の確保]


 
SKスクエアがバイオヘルスケア企業「ナノエンテック」の持分を580億ウォンで売却した。
 
20日、SKスクエアによると、前日、ナノエンテックの持分28.4%(760万649株)を韓国の私募ファンド運用会社「J&Wパートナーズ」に売却することを決めた。
 
1株当り価格は7631ウォンで、処分予定日は9月19日だ。
 
ナノエンテックはナノバイオおよび医療機器メーカーだ。 昨年、韓国で初めて新型コロナとインフルエンザを同時に診断できるキットを披露した。
 
SKスクエアは今回の売却で、約10年ぶりに投資金額の2倍近い約250億ウォンの差益を実現した。 SKスクエアがSKテレコムから分割される以前の2011年、SKテレコムは250億ウォンを投入し、ナノエンテックの持分を買収した。 以後、2013年、有償増資を通じて78億ウォンを追加投入した。
 
これはSKスクエアの発足後、初の投資収益の実現だ。 今回の売却で、SKスクエアのポートフォリオは20社から19社に減った。
 
SKスクエアは今回確保した資金を新規投資財源として活用する計画だ。
 
SKスクエアは企業価値を引き上げ、中長期財務成果を達成するため、半導体バリューチェーンとネクストプラットフォーム領域への投資に拍車をかけている。 昨年11月、SKテレコムが分割して発足して以来、仮想資産取引所のコビットに873億ウォン、農業革新企業のグリーンラボに350億ウォンを投資するなど、果敢な投資行動を続けている。 このため、今後3年間、2兆ウォン以上の投資財源を確保する計画だ。 今回の売却も該当領域で新規投資を執行するための資金調達の一環と解説される。
 
SKスクエアの関係者は“投資専門会社として活発な新規投資と収益実現を実行し、株主価値を向上させる”と述べた。
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