SKケミカルは昨年、ESG経営成果を盛り込んだ持続可能な経営報告書を発刊したと23日、明らかにした。
SKケミカルは2010年、持続可能な経営報告書を披露して以来、12年間、毎年報告書を発行している。
今回の報告書は企業の持続可能な報告書のグローバルガイドライン(GRI)によって、公開項目を大幅に拡大して再構成した。
特に、3月に公開したファイナンシャル・ストーリーの全社戦略の方向と一致する▲2040 Net Zeroロードマップ ▲エコPET循環経済生態系の構築 ▲健康と生活の質(Good Health & Well Being)3つのテーマと関連した実績と今後の推進計画を盛り込んだロードマップを具体的に扱った。
報告書によると、化学事業分野は製品ポートフォリオを低炭素グリーン素材に、ビズモデルをグリーンエネルギーでそれぞれ転換し、2030年の予想温室効果ガスの50%を削減し、2040年に予想される137万トンの温室効果ガスの全量を削減し、Net Zeroを達成するという目標だ。
また、国内初のエコPET循環経済ビジネスモデルを通じ、国内で年間発生される約40万トンの廃PETのうち、2025年には10%、2030年には20%を化学的リサイクル原料などとして使用する計画だ。ライフサイエンス分野は現在、優位を占めている筋骨格系、神経系などの専門医薬品事業を高度化していく一方、オープンイノベーションを通じたパートナーシップ及びAI技術を活用し、バイオ領域全般に事業の幅を拡張していく方針だ。
今回の報告書では、経済的価値(Economic Value)と社会的価値(Social Value)すべてを創出するために備えなければならないガバナンスシステム、重大性評価で導出された重要問題選定結果を紹介し、社会的価値部門の持続可能経営成果及び目標を環境、製品の責任、労働・人権、同伴成長4つの分類に分けて公開した。
SKケミカルは昨年、計6695億ウォンの社会的価値を創出した。これは前年度の3123億ウォンより114%増加した金額で、納税、配当額などを包括した経済間接貢献成果が4967億ウォン、環境成果が118億ウォン、社会成果が1610億ウォンだ。
配当拡大およびSKバイオサイエンスのIPOによる納税額の増加と社会的価値を持った製品の販売量の増加によって、社会的価値が大幅に上昇した。今年からは社会的価値測定指標をホームページに公開した。
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