新型コロナウイルス感染症(コロナ19)がピークに達した3月の1ヵ月間、4万人以上死亡したと集計された。統計庁が月間統計を作成して以来最大規模だ。
統計庁が25日発表した「人口動向」によると、3月の死亡者数は4万4487人であり、昨年同期比1万7937人(67.6%)増加した。これは死亡者規模を集計した1983年以降最も多い数字だ。
3月はオミクロン変異株がピークに達した時期で、コロナ19の直接・間接的な影響による死亡者が増えた。
市・道別では京畿道が9137人、ソウルが6529人などで前年同月に比べてすべての市・道で増加した。
これによる第1四半期の死亡者数は10万3363人で、前年同期比2万5788人(33.2%)増加した。
死亡者の年齢別構成比は、昨年同期比85歳以上から男性は3.5%ポイント、女性は5.2%ポイント増加した。
統計庁の関係者は「人口高齢化で高齢者数が増えたうえに、コロナ19に相対的に脆弱だったため死亡者数が増加した」とし、「2、3月に続き4月にも死亡者数が少なくないだろう」と予想した。
3月の出生児数は2万2925人であり、前年同月比1009人(-4.2%)減少した。
これによる第1四半期の出生児数は6万8177人で、前年同期比1993人(-2.8%)減少した。合計出産率は0.86人で、前年同期比0.02人減少した。
出生児数から死亡者数を除いた人口自然増加分は-2万1562人を記録した。自然減少は2019年11月から29ヵ月も続いている。
出産の先行指標と見られる婚姻件数は1万5316件で、前年同月比1446件(-8.6%)減少した。
婚姻件数自体が減少し、離婚件数は7882件で前年同月比1192件(-13.1%)減少した。
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