新政府、2027年までに世界トップ3のAI国家進入目標

[写真=聯合ニュース]


尹錫悦(ユン・ソクヨル)政府が2027年までに人工知能(AI)分野で韓国の国家力量を世界3位圏に上げるという目標を明らかにした。世界的なデジタル転換と技術覇権競争の中で、国家・社会デジタル革新の根幹であるAI・データ・クラウドなど核心基盤を強化し、メタバース・デジタルプラットフォームなど新産業を育成しデジタル経済覇権国家に跳躍するという意志を表わした。

大統領職引継ぎ委員会は3日、このような内容を盛り込んだ「尹錫悦政府の110の国政課題」を発表した。国政課題の一つである「民・官協力を通じたデジタル経済覇権国家実現」のための具体的な計画も明らかにした。

昨年、世界6位を記録した韓国の人工知能国家力量を世界3位に引き上げるため、今年からAI分野で大規模な研究・開発(R&D)を推進し、AI半導体技術を育成する。

大学や中小企業などでAIを活発に活用できるよう、世界的なレベルのコンピューティングインフラを構築し、災害安全や教育、福祉など社会各分野でAI適用を全面拡大する計画だ。引継ぎ委は「2023年から光州AI特化データセンターを稼動し、次世代スーパーコムを導入する」と明らかにした。

さらにAI・データの核心インフラであるクラウド・SW競争力強化のために公共分野で民間クラウドおよび商用SWを優先利用するようにし、サービス型SW(SaaS・Software as a Service)中心生態系造成およびSW源泉技術確保などを今年から推進する。サービス型SWは別途の設置や転換過程なしにパブリッククラウドに設置されたSWをインターネットを通じて受けるサービスだ。

引継ぎ委は、新政府がメタバース経済も活性化すると明らかにした。グローバルメタバースの市場シェアは、昨年の12位から5位圏内に引き上げる計画だ。このため、メタバース特別法を制定し、日常や経済活動を支援できるメタバース関連サービスを発掘する計画だ。これを通じてメタバースが作動できる生態系を構築する。
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