ポスコケミカルが約3000億ウォンを投資し、浦項市に年産3万トン(t)規模の陽極材工場を建てる。崔正友(チェ・ジョンウ)ポスコグループ会長は今回の陽極材工場の建設を皮切りに、浦項市に対する投資を積極的に拡大する方針だ。
5日、業界によると、ポスコケミカルは7日、陽極材工場の着工式を開く。ポスコケミカルが浦項市に建設する初の陽極材工場だ。この工場は昨年7月、会社が発表した浦項市の陽極材工場の新設の投資計画の初の段階だ。
先立って、ポスコケミカルは計6000億ウォンを投入し、浦項市の迎日湾4一般産業団地内の12万㎡の敷地に、年産6万t規模の陽極材工場を建設すると発表したことがある。まず、供給先が確保された3万tに対する工場を建てた後、残りの半分規模の陽極材の生産のための工場も早期に着工する方針だ。
3万t規模の陽極材は60キロワット級電気自動車約90万台あまりに供給できる量だ。ここで生産された陽極材はポスコケミカルの主要顧客社のLGエネルギーソリューションとUltium Cellsなどに供給される予定だ。
工事期間は約2年程度と予想される。完成後、ポスコケミカルは既存の光陽・亀尾工場とともに、国内だけで年産13万tの陽極材の生産能力を確保することになる。
ポスコケミカルの関係者は"従来に浦項市に建てることに計画した陽極材工場の半分を先に建設することになった"とし、"顧客会社が確保された状態で着工を開始することで、供給に無理がないだろう"と述べた。
今回の陽極材工場を機に、ポスコグループの浦項市に対する投資はさらに増える見込みだ。業界関係者によると、7日に予定された着工式には崔会長とイ・カンドク浦項市長をはじめ、政治家らも多数出席する予定だ。
この席で、崔会長は浦項市に対する投資を拡大する意志を明らかにし、浦項市を相手に持株会社のポスコホールディングスの浦項移転も再度確認する予定だ。
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