「国民の力」の尹錫悦(ユン・ソッキョル)候補が与党「共に民主党」の李在明(イ・ジェミョン)候補との大接戦を制して当選した。 保守系野党の尹氏の勝利で、5年ぶりの政権交代となる。
今回の選挙は、投票終了後に公表された韓国メディア各社の出口調査の結果が割れるほどの異例の大接戦となった。今回の投票率は77.1%と、前回17年大統領選の77.2%に及ばなかったものの、高い数値だった。
尹氏は勝利宣言で「私の勝利ではなく国民の勝利だ」「競争は終わり、これからは皆が力を合わせて一つにならなければならない」と国民に団結を呼びかけた。
一方、 尹錫悦氏はソウル大学法学部を1983年に卒業後、9浪の末に91年に司法試験に合格した。19年7月から21年3月までは検察総長を務めた。
文在寅(ムン・ジェイン)大統領の任期が5月9日まであるので、「大統領当選人」は22年5月10日0時をもって正式に第20代大統領に就任する。
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