韓国航空宇宙産業(KAI)が先端航空機を全面に出し、新規受注に乗り出す。
KAIは15日から18日までシンガポールのチャンギ空港で開かれる「2022シンガポールエアショー」に参加し、東南アジア地域を対象に販売拡大を図っていると17日、明らかにした。シンガポールエアショーはフランス・パリ航空ショーやイギリス・ファンボローエアショーまで世界3大エアショーと呼ばれる。アジア地域では最大宇宙航空・防衛産業展示会と評価されている。
KAIはシンガポールエアショーで世界的好評を受けている軽攻撃機「FA-50」をはじめ、基本訓練機「KT-1」、機動ヘリ「スリオン」、小型武装ヘリ「LAH」、韓国型戦闘機「KF-21・ボラメ」など最先端の固定翼および回転翼航空機を披露した。
また、既存の輸出対象国であるフィリピン、タイ、ペルー空軍代表団に会って、後続事業機会を模索しており、新規顧客創出に向けてブルネイ、ラオスなどを対象に積極的なマーケティング活動に乗り出した。特に、スリオンと今年下半期に初飛行を準備中のKF-21・ポラメに各国関係者たちが大きな関心を示したという。
KAIは今回の行事を通じ、IAI代表取締役と面談を持って、両社の機体構造物の協力の強化にも乗り出す。先立って、2019年と2020年、IAIのビジネスジェット機「G280」の主翼と中央胴体事業を順次契約したことがある。今回の会談を通じ、既存の機体構造物の追加協力と新規の航空機開発の際の両社の協力関係を拡大する方針だ。
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