現代重工業グループが13日、欧州連合(EU)競争当局が大宇造船海洋に対する企業結合を不許可したことに大使、"非合理的で、残念だ"という立場を明らかにした。
同日、現代重工業グループはEUの不承認決定が出た直後、文書を通じ、"この2年間、EUに造船市場は単に従来の市場占有率だけで市場支配力を評価するのは不合理だという意見を説明してきたが、受け入れられなかった"と主張した。
EUが懸念を表明した液化天然ガス(LNG)運搬船市場に対する独占が不可能というのが現代重工業グループの主張だ。
現代重工業グループ側は"LNG船市場にすでにサムスン重工業と中国フートン造船所、日本の三菱、川崎など有効な競争者たちが市場に存在する"、"LNG船の船倉に対するライセンスを保有している造船所が全世界的に30社以上があり、市場状況によっていつでも入札競争に参加できるため、特定会社の独占はありえない"と強調した。
現代重工業グループは"実際にシンガポール競争消費者委員会(CCCS)もこのような市場の特徴を認め、2020年8月、無条件の承認を下したことがある"と述べた。
当時、CCCSは入札勝敗有無によって占有率が大きく変動するため、単に高い占有率だけで独寡占を判断してはならないと診断したという。また、サムスン重工業など複数のライバル会社が存在し、独寡占の恐れがないというのがCCCSの判断だった。
現代重工業グループ側は"欧州の客観的な機関が実施した顧客アンケートによると、本企業結合がLNG船の競争に否定的な影響を与えるだろうと答えた欧州の顧客は事実上なかったという点も確認された"、"EU公取委が無条件の承認を下したシンガポールと中国の公取委の決定に反する不許可の決定を下したことについて、当社は大変遺憾に思う"と明らかにした。
同日、EU執行委員会は現代重工業グループと大宇造船海洋の企業結合を許可しないことにしており、これを両社に伝えた。LNG船市場における独占的地位を確保できるという理由からだ。現代重工業グループは今後、最終決定文を検討した後、EU裁判所を通じた是正要求など可能な対応策を総合的に講じる方針だ。
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