サムスン電子-ハンファQセルズ、「家庭用エネルギーソリューション事業」で協力

[サムスン電子-ハンファQセルズ、「家庭用エネルギーソリューション事業」で協力]



サムスン電子とハンファQセルズが家庭用エネルギーソリューション事業分野への進出に向けて戦略的協力を推進する。

サムスン電子とハンファQセルズは2日、ソウル中区所在のハンファグループ本社で、「ゼロエネルギーホーム(Zero Energy Home)の構築に向けた相互協力了解覚書(MOU)」を締結したと5日、明らかにした。

今回の協約は両社の機器及びソフトウェアプラットフォーム間の連動により、エネルギーの生産、貯蔵、使用、管理が統合された総合エネルギーサービスを提供することを目標とする。

ゼロエネルギーホームとは太陽光発電などを通じて家庭で直接生産したエネルギーを効率的に使用することで、炭素排出量を減らすことをいう。

ハンファQセルズは家庭用太陽光モジュールとエネルギー貯蔵装置(ESS)で電力を生産・貯蔵し、独自のエネルギー管理プラットフォームコネクト(Q.ONNECT)を通じてリアルタイムで発電量、充電量、総容量データを収集して管理する。また、気象予測による予想充電量データを活用し、最適のESS運転サービスを提供する。

サムスン電子はこのデータを基に、スマートシンスエネルギー(SmartThings Energy)プラットフォームでEHS(Eco Heating System)ヒートポンプと各種の家電製品が消費するエネルギーを最も効率的に管理できるエネルギー削減サービスを提供する。

スマートシンスはオープン型プラットフォームで、サムスン電子の製品がなくても、追って使用者が多様なモノのインターネット(IoT)家電を連動させて管理できるのが特徴だ。両社は国内外の実証事業はもちろん、家庭用エネルギー市場が発達した米国と欧州を中心に共同営業など事業協力を展開する予定だ。

グローバルエネルギーコンサルティング会社であるウッドマッケンジーの調査結果によると、ハンファQセルズは米国居住用太陽光モジュール市場で2018年から昨年まで3年連続1位を記録した。

サムスン電子は昨年、英国の不動産開発会社のEtopiaとパートナーシップを結んで、今後5年間、エコ住宅6000世帯にスマートシンスと連結可能なEHS(Eco Heating System)ヒートポンプと家電製品を供給することにするなどエコ・スマート住宅分野を積極的に攻略している。
<亜洲日報の記事等を無断で複製、公衆送信 、翻案、配布することは禁じられています。>
기사 이미지 확대 보기
경북 포항시 경북 포항시
닫기