OECD、韓国の成長率予測値を上方修正・・・「今年は3.3%の成長を予想」

[写真=聯合ニュース]


経済協力開発機構(OECD)は交易が新型コロナウイルス感染症(コロナ19)以前の水準を回復し、ワクチンの普及が拡散したことを受けて、今年の世界経済の回復速度は当初の予想を上回るだろうという肯定的な見通しを示した。韓国も貿易や投資増加に支えられ、成長率の見通しが上方修正された。

OECDは9日、中間報告(Interim Economic Outlook)を通じて、今年の世界経済成長率がワクチン普及と追加政策努力のおかげで、12月の見通しより1.4%ポイント上げた5.6%になると予想した。

OECDは「2020年、世界経済は生産と交易増加で当初の予想よりマイナス成長幅が縮小したが、 雇用回復は遅れている」とし「サービス業と脆弱階層の雇用不振が続き、OECD加盟国の全体的に約1000万人以上が失業した」と分析した。

また「2021年にはワクチン接種の拡大や一部の国家の追加財政刺激策などで主要国を中心に成長傾が拡大する」とし「特に米経済が急速に回復しており、貿易相手国の需要増加が世界経済の回復に寄与するとみられる」と見通した。

米国は大規模な追加刺激策が需要を牽引し、回復の勢いを牽引するだろうと見込んだ。今回の予測では、従来比3.3%ポイント高い6.5%の成長率を示した。

欧州は主要国に比べ制限的な財政政策を展開しており、封鎖を続けている点を考慮して緩やかな回復振りを見せるだろうと予想した。OECDはユーロ圏の成長率を3.9%に予想し、0.3%ポイント小幅な上方修正に止まった。

アジア・太平洋地域は中国の反発により地域経済が同時に成長すると見込んだ。中国の経済成長率の予測値は0.2%ポイント下がったものの、7.8%に達するだろうと予想した。これは中国政府が示した6%成長より高い予測値だ。

韓国の成長率展望値は12月に予測した2.8%より0.5%ポイント上昇した3.3%に修正した。企財部関係者は、「OECDの2021年の韓国成長率展望値はこれまで発表された主要機関の展望値を超えた最も良好な水準」とし「最近、世界経済の回復や堅調な輸出・製造業の回復の流れ、補正予算など積極的な政策効果を反映して上方修正したと推定される」と述べた。
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