米ハーバード大学法学部のアラン・ダーショウィッツ教授「バイデン氏の勝利宣言は法的根拠がない」

  • ダーショウィッツ氏「メディアは、法律上にも憲法上でも、選挙の勝者を宣言することはできないことを忘れてはいけない」

[写真=ロイター・聯合ニュース]


ハーバード大学法学部のアラン・ダーショウィッツ(Alan Dershowitz)教授は18日(現地時間)、NTD TVとのインタビューで、バイデン氏の勝利宣言は法的効力が全くないと明確に指摘した。

ダーショウィッツ氏は、「次期大統領になるために、少なくとも270人の選挙人の承認を受けなければならず、または相手候補者が選挙に負けたと認めなければならない。今のところ、この2つの状況はどちらも起きていない」とバイデン氏の勝利宣言を批判した。

また「もちろん、バイデン氏は次期大統領と自称することができる」とし、「彼は305人の選挙人を勝ち取ったと言っているが、トランプ大統領はこれに対して異議を唱える権利がある」と述べ、「しかし、法律や合憲性の問題として、いかなる人も今、次期大統領であると言う権利はない」と強調した。

さらに、今後トランプ大統領側に有利に進む可能性があると分析した。現在、訴訟が提起された州で結論が出なければ、選挙は下院に持ち越される可能性があるという判断だ。

下院が次期大統領を決める場合、各州に1票ずつが与えられ、26票以上を獲得した候補者が次期大統領になるが、現在共和党が26州を掌握しており、『過半数得票』が可能になる。そのため、トランプ大統領に絶対的に有利だという話だ。

彼は「トランプ陣営のいくつかの訴訟のうち、少なくとも1件は最高裁で審理する可能性が高い」とし、特にペンシルバニア訴訟など、違憲の疑いがある訴訟が『成功できる良いチャンス』と付け加えた。
 
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