韓国の富裕層の不動産資産、今年最大幅に増加

[写真=亜洲経済(ユ・デギル記者 dbeorlf123@ajunews.com)]


今年、韓国の富裕層の不動産資産の割合が、ここ10年間で最大幅に増えたことが分かった。金融資産は投資より維持するという富裕層が多かったが、株式だけは投資を拡大すると答えた。韓国の富裕層の数は、この10年間で2.2倍増加した。金融資産300億ウォン以上の超高資産家は6400人で、彼らが保有している金融資産は計900兆ウォンに達した。

KB金融グループ傘下のKB経営研究所は28日、このような内容を盛り込んだ「2020韓国富裕層報告書」を発刊した。

報告書によると、10億ウォン以上の金融資産を保有する韓国の富裕層の不動産資産の割合は、2016年51.4%から今年56.6%に上昇した。この割合は昨年(53.7%)まで緩やかに上昇したが、今年に入って増加幅が2.9%へと大きく拡大した。これは研究所が関連統計を取り始めた2011年以来、最大幅だ。報告書は高価アパート(マンション)を中心に住宅価格が最近急騰した影響だと分析した。

一方、金融資産の割合は今年は38.6%に止まった。富裕層は金融資産を2017年(44.2%)まで着実に増やしたが、その後、引き続き減少している。ただ、富裕層の金融資産の割合は一般世帯の2倍以上を維持した。国内(韓国)一般世帯の総資産は、不動産資産の割合が72.1%、金融資産は17.2%だった。

金融資産ポートフォリオは、信託(95.8%)、リッツ(95.0%)、債券(91.3%)、ファンド(82.3%)など、ほとんどの金融商品について投資より現水準を維持すると答えた。しかし、株式の場合、24.5%が投資を増やすと答えた。特に総資産50億ウォン以上の富裕層の中では、26.0%が株式投資を拡大する計画であると調査された。

韓国の富豪数は昨年基準で35万4000人だった。2010年(16万人)と比べると、10年間で2.2倍の規模だ。彼らが保有している総金融資産は同期間、1158兆ウォンから2154兆ウォンへと1.9倍増加した。韓国家計の総金融資産のうち、富裕層の金融資産が占める割合は同期間53%から57%へと拡大した。

金融資産300億ウォン以上の「超高資産家」は昨年6400人、金融資産総額は901兆ウォンだった。韓国家計の総金融資産(3760兆ウォン)のうち24%を占める規模だ。
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