台風5号「チャンミー」・・・10日午前、済州島に上陸

[写真=聯合ニュース(10日午前、台風「Jangmi」の北上で済州に注意報が下された)]


梅雨と台風が一度に韓半島を襲う見通しだ。台風第5号「チャンミー(Jangmi)」は10日午前、済州島東側の海上を通り、午後には嶺南(ヨンナム)海岸に上陸するものと予想される。特に直接的な影響圏にある慶尚南道(キョンサンナムド)と済州は強い風が吹き、非常に多くの雨が降る見込みだ。中部地方は梅雨前線の影響もあり、最大500ミリの豪雨が降ると予報された。

今年は梅雨期間のゲリラ豪雨で死者と行方不明者も増えた。計50人が死亡または行方不明になった。中央災難安全対策本部(中対本)と行政安全部によると、今年6月24日に中部地方で梅雨が始まってから47日目を迎えた同日現在まで、ゲリラ豪雨による死者は38人、行方不明者は12人と暫定集計された。

先月13日に慶尚南道咸陽市では排水路作業をしていた男性2人が命を失い、同月23~25日には釜山の地下車道も浸水で3人が死亡した。また、蔚山・金浦などで計5人が死亡した。30日には大田で統制されていた地下道を通っていた通行人1人が死亡した。

専門家らは、このような深刻な被害の原因は、今年の梅雨が長引いた影響が大きいと主張している。中部地方の場合、梅雨が最も長かった年は2013年だ。当時は梅雨は49日間も続いた。専門家は「例年の梅雨の時期は雨が小康状態となったりしたが、今年は雨がずっと降り続けて地盤が弱くなった」と伝えた。

気象庁は、ゲリラ豪雨が続く状況で今回の台風が済州と南海岸に多くの雨を降らせると予想し、天気予報を随時確認して山崩れなど地盤弱化による被害に備えるよう呼びかけた。また、地下道を通行禁止するなど、安全規則を徹底的に守らなければならないと強調した。
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