共に民主党の金太年(キム・テニョン)院内代表は6日、北朝鮮の黄江(ファンガン)ダム無断放流に対し、「強い遺憾の意を表する」と明らかにした。
金院内代表はこの日、国会で開かれた政策調整会議で「北朝鮮の予告なしのダム放流で緊急避難令が下されるなど、生命と安全が危険にさらされる状況が発生した」と述べた。
彼は「2009年の臨津江水害防止南北実務会談で黄江ダムの放流時には事前に通報をすることに合議していたが、これを守らなかった」とし「意志さえあれば通報が可能だ」と強調した。
続けて「統一部は北朝鮮に合意違反を厳重に抗議しなければならない」とし「再発防止と人道的協力、偶発的な軍事行動の統制のために連絡線を復旧しなければならない」と付け加えた。
今回の放流の事前通知がなかったのは、北朝鮮が今年6月に南北間の軍の通信線を遮断したためとみられる。
一方、豪雨による被害については「被害復旧支援に国会レベルで可能な案をすべて講じる」とし「ゲリラ豪雨で被害が大きい地域に対する特別災難地域宣言が迅速に行われるよう要請する」と明らかにした。
さらに「水害災害システムを根本的に点検し、ビッグデータ、人工知能、ドローンなど先端技術を活用して災害を予測し備えるスマート災難安全管理システムを導入して対応しなければならない」と主張した。
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