朴炳錫国会議長「憲法改正は来年までが適期」・・・南北国会会談開催も公式提案

[写真=聯合ニュース(17日午前、国会で開かれた第72周年「制憲節」記念式で演説している朴炳錫国会議長)]


朴炳錫(パク・ビョンソク)国会議長が17日、「大転換の波の前で国民を守り、未来を切り開くため、憲法改正が不可避」とし、改憲を正式に提案した。
 
朴議長はこの日に開かれた第72周年「制憲節」記念式で、「今後の政治日程を考慮すれば、来年までが改憲の適期」と述べ、「新型コロナウイルス感染症(コロナ19)の危機を乗り越える次第、改憲論議を本格化しよう」と述べた。

彼は「1987年に改正された現行の憲法は民主化を時代精神としており、権威主義の清算のため5年単任(再任禁止)の大統領直接選挙制と基本権の拡大に重点を置いた憲法」と指摘し、「一世代が過ぎた現行の憲法では、今日の時代精神を十分に盛り込むことは難しいとの共感がある」と述べた。

また「コロナ19を経て国会の存在に対する認識が根本的に変わった」とし「韓国の経済規模は1987年に比べ10倍以上大きくなり、時代環境も、国民的要求も大きく変わった」と付け加えた。

続けて「韓国社会はずいぶん前から改憲の必要性を痛感してきたが、権力構造問題など政党の利害関係という最後の峠を乗り越えることができなかった」とし「政治の利害ではなく国民の意思を受け、時代精神を反映した新しい国家規範をつくらなければならない」と強調した。
 
朴議長はさらに南北国会会談を公式提案した。

彼は「韓半島の運命の主体は南北」とし、「北側の最高人民会議代表に南北国会会談の開催を正式に提案する」と明らかにした。  

また、「いつ、どこでも会って心を開き、南北関係と民族問題を真摯に議論する準備ができている」として、「韓半島平和と共同繁栄の意思を示し、南北関係を法的・制度的に後押しする方策を探りたい」と呼びかけた。

そして「防疫・保健(衛生)・医療・農業・山林分野と南北鉄道・道路協力など民族の安全と共同繁栄に対する制度的方案も論議できるだろう」と述べた。
 
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