4月の自動車輸出額36%減少・・・「5月がもっと厳しい」

[写真=聯合ニュース(現代自動車の第1四半期の利益が昨年同期比42.1%減少した)]


自動車業界が本格的に新型コロナウイルス(コロナ19)の影響圏に入った。先月の輸出額の減少幅が前年比30%を超え、世界金融危機だった2009年を彷彿とさせ、5月も歴代最低を記録すると予想される。

3日、産業通商資源部と自動車産業協会によると、先月の自動車輸出額は23億9100万ドル(約2兆9000億ウォン)で、前年同月比36.3%減少した。2009年6月(-38.1%)以来、10年10カ月ぶりに最大幅の減少だ。

3月は輸出額が3.0%増加したが、コロナ19が自動車販売の中心地域である欧州と米国に広がり、先月には減少に転じた。主要国に封鎖令が下され、営業店が営業を中止したためだ。

世界の自動車工場も止まった。現代・起亜自動車の海外工場を含め、全世界300ヵ所のうち71%である213ヵ所が稼働を停止した。

地域別の自動車輸出額(1〜25日基準)をみると、米国は16.7%減の8億6000万ドルだ。欧州は4億6000万ドルで21.4%減少し、CIS(独立国家共同体)はロシアのルーブル急落と新車消費の減少で58.6%減の1億ドルだ。世界5位の自動車消費国であるインドの場合、先月の内需市場でたった一台の自動車も売れなかったという。

先月の自動車産業連合会は韓国の国内完成車5社を対象に調査した結果、輸出量が12万6589台で前年同月より43%減少すると見通した。自動車部品業界の打撃はさらに大きい。先月、自動車部品の輸出額は10億2200万ドルで49.6%も急落した。

輸出の減少は国内工場の稼動中止につながる。生産をするほど在庫が増える状況だからだ。現代自動車お蔚山(ウルサン)第4工場ポーターの生産ラインは、先月27~29日に工場を建てた。起亜自動車はソハリ第1・2工場と光州第2工場は27日に休業を始め、今月11日にオープンする。ソハリ第1・2工場は今月22~25日にも稼働を中止する。双竜車、ルノーサムスン、韓国GMも同じ状況だ。

問題は、コロナ19の拡散によって5月には状況がさらに悪化する可能性があるということだ。ともすると、金融危機のショックが最も大きかった2009年1月の輸出減少率記録(-54.8%)を超える可能性も排除できない。移動制限が解除され、経済活動が徐々に再開されても、景気低迷に伴う消費心理の萎縮が足を引っ張ると懸念される。

韓国自動車産業協会のチョン・マンギ会長は「最近、海外要因で困難が拡大しており、流動性供給、内需促進、納税の猶予と雇用維持支援など政府の対策を迅速に推進することが必要である」と述べた。
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