首都圏感染の恐怖に襲われたが「減少傾向」・・・世界各国・地域感染のツートラックへ進化

  • 九老コールセンター発の集団感染への懸念にも、新規感染者は前日比半分に減り

  • コリアビル付近は特別災難区域宣言…政府、自治体の防疫作業に総力

[写真=ソウル市江南区提供]


12日、感染確定患者は前日(242人)に比べて半分に減った114人だった。新規発生患者が100人台前半に下がったのは先月22日(190人)以降、約20日ぶりのことだ。

しかし、ソウル九老(クロ)コールセンター発の集団感染により、首都圏でコロナ19の2次発火が始まるのではないかという憂慮は依然として残っている。

コロナ19中央防疫対策本部は同日午前0時現在、ソウルで新たに感染された患者は19人、京畿(キョンギ)3人、仁川(インチョン)は0人だと明らかにした。 大邱・慶北では81人、世宗(セジョン)では5人が新たに確認された。この日、新たに追加された114人の感染患者を加え、同日の韓国内累積患者は7869人となった。

首都圏の1日の新規感染者数は、九老コールセンターの集団感染により去る1日に16人(ソウル8人、京畿8人、仁川0人)から11日に76人(ソウル52人、京畿12人、仁川12人)に急増した後、同日22人が追加される程度にとどまった。防疫当局とソウル市、京畿道、仁川市など首都圏の自治体は、コールセンター関連の感染者と同じ空間を使った構成員、家族、知人、同僚などを相手に検体調査を行っている。

中央防疫対策本部のクォン・ジュンウク副本部長は、「現在まで把握された九老コールセンター関連の感染者は99人であり、このうち80%は職員、そして同じ会社ではあるが他の階で勤務した接触者19人と把握された」とし、「コールセンター職員(208人)と他の階の勤務者(553人)を自宅隔離した後に調査を進めているため、当分の間は追加感染者が出る可能性がある」と説明した。

首都圏の新規患者数が前日より減ったものの、コールセンターの感染者たちと接触した人波の中で感染経路を知らない患者らが追加で発生する場合、首都圏での伝播はいつでも急速に広まる可能性がある。ただ、これまで同じ建物を使ったオフィステルの居住者、感染者と同じ公共交通機関を利用した不特定多数の中から感染が確定されたケースはない。

ソウル市はこの日、コールセンターがあるコリアビルとその周辺地域を「感染病特別支援区域(感染病特区)」に指定した。ソ・ジョンヒョプ行政1副市長を感染症特区統制官に指定し、既存の即時対応班40人のほか、追加人力を投入する。ソウル警察庁に通信接続記録を要請し、ビル訪問者全員を全数調査するという方針も明らかにした。

ソウル・首都圏感染の恐怖と共に世界各国の防疫にも赤信号が灯った。同日、世界保健機関(WHO)はパンデミック(世界的流行)を宣言した。1968年の香港インフルエンザと2009年の新型インフルエンザ以来、3度目だ。当局もこれを考慮し、外国からの追加流入抑制措置を強化する一方、現基調の地域社会への伝播遮断に力を入れる方針だ。

クォン副本部長は「15日午前0時からフランス・スペイン・ドイツ・英国・オランダなど5カ国にもイタリアや中国、日本のように特別入国手続きが適用される」とし、「さらに、地域社会への伝播を防ぐため、コールセンター、スポーツ施設など多重利用施設と関連した事業者集中管理指針を設け、現場点検を実施するなど管理措置を一層強化する」と述べた。

一方、この日隔離解除された人は45人が増え、計333人と集計された。死者は前日より7人が増え、計67人になった。診断検査は前日より1万2489件を追加で進め、計22万7129件に増えた。陰性判定を受けた人は1万3302人が増え、計20万9402人と確認された。
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