[コロナ19] 武漢「封鎖令」、1カ月ぶり に少し緩んだ

  • 外部の人、特殊疾病治療患者、防疫・生産従事者などに限って「条件付き」の移動を許可

[写真=聯合ニュース(新型コロナの発源地である武漢市のある病院)]


新型コロナウイルス感染症(コロナ19)の発源地である中国湖北省武漢市の封鎖令が1カ月ぶりに部分緩和された。

常住人口だけで1万1400万人に達する武漢は、先月23日に鉄道、道路交通を遮断した以後、1か月間も都市封鎖状態に置かれ、事実上、人口移動が制御され、市民の足を奪われた。

中国の環球網によると、武漢は24日から都市運営や防疫・生産あるいは特殊疾病の治療など特別な理由があったり、武漢以外の地域の居住者は都市の外に出れるよう、条件付きで許可した。コロナ19感染が疑われない人に限って順次、外部に出ることができるようにしたのだ。

ただ、武漢市は前日、全体市民に送った手紙でコロナ19の状況が依然として深刻だと説明し、居住団地と村の24時間閉鎖式管理はしばらくの間、維持すると明らかにした。

この日、武漢の都市封鎖令が一部緩和されたのは、最近、中国内の湖北省を除いた他の地域のコロナ19の拡散傾向が徐々に落ち着いている中で出たものだ。

23日、中国国家衛生健康委員会によると、23日の一日間で全国のコロナ19感染者と死者がそれぞれ409人と150人が増えたと発表した。特に湖北省を除いた他の地域の新規感染者数は11人だった。21、22日はそれぞれ31人、18人だった。23日の死者の数も湖北省外の他の地域では1人にとどまった。

このため、各地域の防疫対応の水準も徐々に下がっている。陝西省は同日0時から公共衛生事件緊急対応を1級から2級に下方修正した。去る22日から閉鎖された高速道路のトールゲートもすべて再開した。陝西省以外にも甘粛省、遼寧省、貴州、雲南省、広東省などもそれぞれの緊急対応水準を下げた。

一方、韓国や日本など他の国ではコロナ19ウイルスが日々拡散され、対応水準を高めている。韓国政府は今月23日、コロナ19の危機警報段階を最高水準の「深刻」に格上げした。欧州でもコロナ19ウイルスが拡散し、イタリア政府はロンバルディア・べネトなど一部地域への移動制限令を下したりもした。
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