[プレビューCES 2020] 今回のCESは消費者「エンターテイメント」ショー?

  • メディア企業も史上最大規模、米大手企業が大挙参加

  • 産業のバリューチェーンがコンテンツ、サービスに移っていく証拠

[写真=CES2020]


今月7日(現地時間)、米ラスベガスで開幕する「CES 2020」で、テレビ、家電、自動車だけでなく、コンテンツ、エンターテイメント企業が大挙登場する。もはやCESを「コンシューマーエンターテイメントショー」で呼んでも構わないという評価だ。

4日(現地時間)、CES主催する全米民生技術協会(CTA)によると、今回のCESに参加したメディア企業は史上最大規模の86社で、昨年より20%増えた。これまではCESでメディア企業は参加に意味を置く水準だったが、今は 「主流」として浮上しているのだ。

絶対的な数はTV、家電、自動車、スマートホーム、ロボットに比べて少ないが、参加企業の質は最高水準だ。米国のメジャー企業はすべてCESに集まった。実際、米国のストリーミング戦争に参加している企業はほとんどCESに参加する。Hulu(フールー)、NBCユニバーサル、ワーナーメディア、ロッキー (Roky)、スポティファイ(Spotify)、シリウスXM(SiriusXM)、アイハートメディア (iHeartMedia)などが展示場を設置しており、広告大手のWPPも史上初めて展示会に登場する予定だ。

メディア企業は、基調講演にも登場する。基調講演者としては、Quibiを創業し取締役会長に就いている ジェフリー・カッツェンバーグ(Jeffrey Katzenberg)氏が乗り出す。カッツェンバーグ氏は今年4月にローンチする予定のQuibiコンテンツの主な特徴と市場攻略戦略を紹介する。Quibiは10分前後のモバイル専用ストリーミングコンテンツだけを披露するが、回のCESで初めて姿を見せるものと予想される。

NBCユニバーサルも基調講演の舞台に立つ。NBCユニバーサルは来る4月にストリーミングサービス「ピーコック(Peacock)」を発売すると予告している。NBCユニバーサルは、コンテンツ技術とエンターテイメント市場の未来の革新について議論する計画だ。海外メディアは、彼らが基調講演中にOTT「Peacock」について紹介すると予想している。コムキャスト(Comcast)はPeacockに2年間、20億ドル(約2兆3340億ウォン)を投資すると表明したことがある。

CNETはメディア企業らがCESの主流として乗り込むことについて、「過去10年間、CESは自動車、スポーツマシン、各種家電まで、より多くの技術製品を含む方向に変化してきたが、依然として核心はテレビだ」とし、「我々がそのテレビで視聴できるものと、ネットフリックス、ユーチューブ(YouTube)、 Hulu、ディズニープラス(Disney+)、Apple TV+をはじめとするストリーミングサービスで『みる方式』に革命が起きた」と評価した。

8K テレビ、ローラーブルテレビ、マイクロLEDテレビなど、注目される機器も実感型コンテンツがあってこそ販売されるため、今後「メディアコンテンツ」はCESでもっと注目されると予想される。

ヒューチャーデザイナスのチェ・ヒョンウク代表は「結局、ビジネスバリューチェーンがハードウェアからコンテンツ及びサービスに移動していることを、今回のCESでも確認することができる。しかし、韓国の大企業はまだまだハードウェアの製造にとどまっている状況だ」と指摘した。
チコ
 
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