[グローバル証券市場] 米FRBの利下げ期待にニューヨーク株式市場の反発・・・ダウ0.47%↑

  • 米9月のISMサービス業PMIは52.6 …予想値55.3を下回り

  • 米低迷への懸念の中、今月FOMCの利下げへの期待感急騰

  • 低迷の懸念に安全資産の上昇持続…国際原油価格は方向性を失い

[写真=AP・聯合ニュース]


3日(現地時間)、米ニューヨーク株式市場が急落を止めて止反発した。サービス業指標の不振の中、今月、連邦準備制度(Fed・FRB)の基準金利引き下げへの期待感が高まった影響だ。

この日、ニューヨーク証券取引所(NYSE)でダウは前日比122.42ポイント(0.47%)上げた26,201.04で取引を終えた。S&P00は23.02ポイント(0.80%)上げた2,910.63では、ハイテク株中心のナスダックは87.02ポイント(1.12%)上げた7,872.26でそれぞれの取引を終えた

同日発表された米国の経済指標は振るわなかった。米国供給管理協会(ISM)が発表した9月のサービス業購買担当者指数(PMI)が52.6を記録し、専門家の予想55.3に大きく及ばなかった。指数が50を超えて景気拡大を続けたが、先月の56.4に比べて低下した。

先立って製造業の景気萎縮と雇用市場の減速が確認されたため、サービス業の不振が表面化し、市場は不安な姿を見せた。ダウが取引中一時300ポイント以上下落したりもした。

ユーロ圏の製造業とサービス業PMIを総合した9月の合成PMIが50.1で、6年ぶりに最低に落ちたのも世界経済の同時低迷の懸念を煽った。

米国と中国の貿易戦争が1年以上続き、経済に下方圧力をかける中で米国がエアバス補助金の世界貿易機関(WTO)紛争で勝利し、欧州連合(EU)に新しい関税爆弾を落とす準備をしているというニュースも市場には悪材料だった。

市場の流れが変わったのは景気鈍化を防ぐため、FRBが今月29〜30日に連邦公開市場委員会(FOMC)で今年3度目の利下げに乗り出すという期待感が広がってからだ。FRBは今年7月と9月にそれぞれ0.25%ポイントずつ金利を引き下げた。

MUFGユニオンバンクのチーフ金融エコノミスト、クリス・ラプキー氏はブルームバーグに「景気鈍化が拡散し、FRBの観測筋らは今年3度目の金利引き下げを期待し始めた」とし、「政策立案者たちは、悪いニュースが企業や消費者心理をさらに低下させることを防ぐために、もっと大きな武器が必要だろう。金利引き下げが近づいている」と述べた。

低迷の懸念が続き、国債、円、金など安全資産の価格は株式とともに上昇した。米国の10年物国債金利が1.53%まで下がり、ドイツ10年物国債金利はマイナス( - )0.6%まで下がった。金価格は0.4%上昇し、1オンス当たり1513.80ドルで取引された。円がドルに対して上昇し、円・ドル為替レートは106.88円まで下落した。

先に取引を終えた欧州の主要株式市場は、ドイツの休場の中で指数ごとに騰落が分かれた。ブレグジット(英国のEU遺脱)の不確実性が続く英国FTSE100指数は0.63%下落した7,077.64で取引を終えた。フランスのパリ株式市場のCAC40指数は0.3%上昇した5,438.77で引けた。

国際原油価格も入り混じった状態を示した。同日、ニューヨーク商業取引所(NYMEX)で11月渡し分のウエスト・テキサス・インターミディエイト(WTI)は、1バレル当たり0.4%(0.19ドル)下がった52.45ドルで取引を終えた。同じ時刻、ロンドンICE先物取引所の11月物のブレント原油は1バレル0.09%(0.05ドル)値上がりした57.74ドルを示した。
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