バッテリー市場、どれだけ大きくなるの・・・LG、SKが数千億の訴訟も辞さない理由は

[写真=SKイノベーション提供]


バッテリー特許をめぐってLG化学とSKイノベーションの葛藤が激化している。今回対立は単純な感情の争いだけでなく、両社が死卽生の覚悟で取り組む局面だ。

LG化学は去る26日(現地時間)、米国際貿易委員会(ITC)とデラウェア州連邦地方裁判所にSKイノベーションを相手に、バッテリー特許侵害訴訟を提起した。今年4月、営業秘密の侵害提訴に続き2度目だ。SKイノベーションも今月初め、LG化学が自社の特許を侵害したとし、ITCに訴訟を起こしている。

専門家らは両社の対立の原因として「主導権争い」を挙げている。第2の半導体として注目されているバッテリー市場の先取りにのためには、技術主導権を握ることが生存と直結すると判断したからだ。専門家らは、バッテリー産業をリードしてきたLG化学の立場からすると、猛追をしてくるSKイノベーションの歩みが脅威になり、これを牽制するためのものだと分析した。

ポスコ経営研究所によると、昨年、国内、バッテリー3社がグローバル自動車メーカーからの新規受注した金額は110兆ウォンに達する。これは年間の半導体の輸出規模(約141兆ウォン)に近い数値だ。

ポスコ経営研究院のパク・ジェボム首席研究員は今年初めのレポートを通じて、「バッテリーは電気自動車のほかにもスマートフォン、タブレット、ドローン、ロボットなど、様々な分野で使われるため、成長幅がさらに大きいだろう」と見込んだ。

ハナ金融研究所のイ・ジュワン研究員も「電気自動車のバッテリー分野でLG化学が韓国メーカーの中で最もリードしたが、分離膜だけを生産していたSKイノベーションが本格的にバッテリー生産に乗り出し、両社間の対立が深まった」とし、「特に、最近SKイノベーションと契約するところが現れ、LG化学の立場としては打撃を受けるしかなく、敏感な問題として浮上した」と述べた。

問題は、葛藤の縫合が容易ではないという点だ。イ研究員は、「後発走者であるSKイノベーションの立場としては生産量を素早く増やして市場シェアを拡大しなければならないが、訴訟が起きて困難になった状況だ」とし、「だとして崔泰源(チェ・テウォン)会長が電気自動車のバッテリーを主力ビジネスとして直接名指した状況で、素直に退くこともできないだろう」と予想した。


 
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