韓国銀行の基準金利引き下げ・・・年内追加引き下げは可能か

[写真=亜洲経済DB(韓国銀行の李柱烈総裁)]


韓国銀行が市場の予想より一歩先に基準金利を引き下げた。不振な経済指標と目標値比大幅に低い消費者物価上昇率が影響を及ぼしたものと見られる。

韓国銀行の利下げが先制的に断行され、市場では今年もう一度追加の引き下げも可能であると見通している。

韓銀金融通貨委員会(金通委)は18日、李柱烈(イ・ジュヨル)総裁の主宰で金融政策の方向を決定会議を開き、基準金利を1.75%から1.50%に0.25%ポイント下げた。

この日の基準金利引き下げは、市場の予想を破った電撃的な措置として受け止められた。韓国銀行の内外では、基準金利の引き下げの時期としてこの日より来月30日を有力視された。

当初の予想より早い利下げに、一部では利下げが今回の一回にとどまらないという観測が出ている。景気の状況によっては、11月末の金通委で0.25%ポイントをさらに引き下げる可能性があるということだ。

米中央銀行の連邦準備制度(FRB・Fed)が来る30〜31日に開かれる予定の米連邦公開市場委員会(FOMC)で利下げをすることが有力な中で、FRBが追加引き下げに乗り出せば、韓銀としては負担を減らすことができる。

ただ、下手に利下げを進めると、景気対応の余力が底をつきかねないという懸念が少なくない。最近、住宅価格の不安の兆しなどによる慎重論も少なくない状況だ。

不動産市場の上昇の兆しがある状況で利下げをすると、市場の流動資金が不動産市場に流入され、既に1500兆ウォンを超える家計負債を追加で育てる可能性が高い。これは金融安定を脅かす要因として作用する可能性がある。

金融界関係者は、「韓国銀行が8月ではなく7月に金利を引き下げ、政策効果の最大化と今後政策運営の主導的な役割を期待することができるようになった」とし、「最近、日本の輸出規制など経済に下方圧力をかける要因が増えており、追加利下げの可能性もなくはない」と述べた。

金融圏の関係者は、「韓国銀行が8月ではなく、7月に金利を引き下げながら政策効果の最大化と今後政策運営の主導的な役割を期待することができるようになった」とし「最近、日本の輸出規制など経済に下方圧力をかける要因が増え追加利下げの可能性もなくはない」と述べた。
 
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