ハンガリー・ブダペストのドナウ川で沈没事故に遭った韓国人観光客の家族が現地に出発した。
被害者の家族10人が31日午前1時15分、カタール航空に乗ってハンガリーに向かった。チャムジョウン旅行会社に現場訪問を要請した被害者の家族40人のうち、最初の出発者だ。
前日の夜、仁川国際空港に到着した被害者の家族は、チャムジョウン旅行会社の職員の助けを受けて出国手続きを済ました。この中には、母方の祖父母・母と一緒に遊覧船に乗った6歳の女の子の母方の叔父も含まれたという。
カタール航空に搭乗した家族は、カタール・ドーハを経由し、現地時間で31日昼12時55分にブダペストに到着する予定だ。旅行会社の職員3人も同行した。
他の被害者の家族は、同日午後の大韓航空便で移動する。31日の昼12時50分には、ドイツのフランクフルトを経由してブダペストに行き、昼の12時58分便の利用者は、オーストリア・ウィーンに降りて車で移動する。午後1時20分に出発する飛行機は、フランス・パリを経由して現地に到着する。
米国にいる被害者の家族1人もチャムジョウン旅行会社の支援を受けて現地に移動する予定だ。
航空便や宿泊と食事などにかかる費用はすべてチャムジョウン旅行会社が負担する。チャムジョウン旅行のイ・サンム専務は「被害者の家族のための宿舎と食事、交通便、通訳などすべてを用意して置いた」とし、「イ・サンホ代表取締役と副社長などの役職員23人と現地スタッフ5人も現地で支援する予定だ」と明らかにした。
ハンガリー遊覧船沈没事故は29日(現地時間)午後9時5分頃、ブダペストのドナウ川で運航していた遊覧船「Hableany」(ハンガリー語で「人魚」)が大型船舶であるクルーズと衝突して起こった。
事故遊覧船には韓国人観光客30人と韓国人ガイド3人、ハンガリー人の乗組員2人、計35人が乗っており、この中で今まで韓国人7人が死亡した。観光客のうち7人は救助され、残りの21人は行方不明になっており、現地軍と警察が捜索作業をしている。
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