韓国取引所が上場審査や管理銘柄指定・上場廃止基準を業種別の特性に合わせて細分化することにした。
取引所は12日、ソウル汝矣島で記者懇談会を持って、このような内容を盛り込んだ今年のコスダック市場本部重点事業計画を発表した。
まず、取引所は、バイオ、人工知能(AI)の4次産業革命関連企業に対して、差別化された上場審査方案を作る。
このため、各産業別特性を反映した重点審査項目と審査ガイドラインを提示する計画である。バイオ企業上場審査の時には、臨床進行程度と開発医薬品の種類などを考慮した評価方式を適用する。
管理銘柄指定及び上場廃止など上場管理の財務要件も改善する。そうすれば、売上高の変動が大きい業種は差別化された基準を適用することができる。
取引所は、外部研究を経て、今年上半期に業種別上場審査の詳細案を公開する計画だ。今年中に業種別の上場管理方案も用意される。
18日からコスダック市場本部は従来の6部・1室・24チーム・1つのタスクフォース(TF)システムから7部・26チーム・2TF体制に拡大改編される。
上場適格性実質審査組織は、上場管理部の新設により、既存の1チームから2チームに増える。企業公示制度教育と内部会計システムの構築支援など、企業支援サービス機能も一元化する。
未来戦略タスクフォース(TF)、企業成長支援及び上場誘致業務を統合した革新成長支援部も新たに作られる。ここではコスダック代表企業の育成などの中長期戦略課題を担当することになる。
革新企業のコスダック上場活性化のための方策も推進される。コーネックス上場企業のうち、市場の評価が優れた企業に対してコスダック迅速移転上場要件を新設、適用することにした。
迅速移転上場が適用されるコーネックス企業は上場審査の際、企業継続性審査を免除される。一定の要件を満たしている場合、経営の安定性審査も免除する方向で金融委員会と協議して、上半期に上場規定を改正する計画だ。
ギル・ジェウク・コスダック委員長は、「昨年コスダック市場の取引割合が、外国人は9.3%で、機関は5.5%を記録した」とし「外国人と機関の割合が、25%まで高まるようコスダック市場を質的に引き上げる」と語った。
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