AI競争力強化に拍車かける「LG 具光謨号」、トロントに初の専門研究所オープン

[AI競争力強化に拍車かける「LG 具光謨号」、トロントに初の専門研究所オープン]



具光謨(ク・グァンモ)LGグループ会長がAI(人工知能)競争力の強化に拍車をかけている。

スマートフォンだけでなく、AIスピーカー、モノのインターネット(IoT)などの核心技術とされるAIの技術の強化を通じ、LGグループの競争力を一段階引き上げるという戦略だ。

◆AIオリジナル技術確保に主力
LG電子はカナダ・トロントに「トロントAI研究所(Toronto AI Lab)」を開いたと1日、明らかにした。 海外にAIのみを専担する研究所を開設したのは今回が初めてだ。 AIは具会長が次世代成長動力に据えて積極的な投資に乗り出している分野だ。

AI研究所はトロント大学と共同で様々な産学課題を遂行し、AI研究を進める予定だ。 来月から本格的な運用に入る。

カナダは大学を中心にマシンラーニングなどAI分野のオリジナル技術の研究が活発で、様々なグローバル企業が関連の研究に投資しており、未来技術の確保に適した場所だという評価を受けている。

LG電子はカナダの豊かなAI研究インフラとトロント大学の研究成果を基にAIと関連したオリジナル技術を確保するという戦略だ。 まだ初期段階のAI技術の開発に集中して業界の主導権を握ろうとするものと解釈される。

◆具会長体制の稼働後、AI投資速度が速くなり
先立って、LG電子は昨年、会社内にAI研究所を新設し、「AI家電の元年」を宣言するなど関連技術を先導するために努めてきた。 今年初めには米国「シリコンバレラボ」傘下にAI研究組織である「Advanced AI」を新設し、ディップラーニング、未来の自動車技術を研究している。 特に具会長体制の稼動と共に、AI投資ファンドの造成などにも積極的に乗り出している。

LG電子はトロントAIラボとともに未来新成長事業に投資するベンチャー投資ファンドを作って今後5年間、5000万ドル(約535億ウォン)を出資する案も最近決定した。

LG電子のベンチャー投資ファンドは(株)LGが最近、米国サンノゼに設立した「LGテクノロジーベンチャーズ」を通じて運用される予定だ。 LG電子はこれを通じてAI・ロボット・電装部品などで優れた技術を持ったスタートアップやベンチャー企業との買収合併(買収合併)に積極的に乗り出すものとみえる。

実際、LG電子は6月、米国のベンチャー企業「ボサノバロボティクス」に300万ドル(約33億ウォン)を投資した。 ボサノバロボティックスは2005年に設立された会社で、AI、ロボット、コンピューター・ビジョン(ロボットに視覚能力を付与する技術)などを活用し、リアルタイムで売り場の管理、ロボット・ソリューション開発などをする業者だ。

◆開放型革新強調…今月末、IFAでAI 3大戦略発表
具会長はAI競争力の強化のため、外部との協力も積極的に乗り出している。 外部との協力に保守的だったこれまでの枠を破り、具会長だけの改革に乗り出すのだ。

LG電子は具会長の意志を今月末、ドイツ・ベルリンで開かれる欧州最大の電子展示会「IFA 2018」で積極的に知らせる予定だ。

趙成珍(チョ・ソンジン)LG電子副会長とパク・イルピョン最高技術責任者(CTO)などが開幕の基調演説の共同発表者に出て、AI分野におけるオープンプラットフォーム、オープンパートナーシップ、オープンコネクティビティなどLG電子の3大開放型戦略を説明する。

LG電子の最高経営者がグローバルな主要展示会で基調演説を行うのは今回が初めてだ。 特に業界では具会長体制が開かれた後、最初のグローバル舞台であるだけに、未来成長動力に対するLGの方向性を確認する席になるものと見ている。
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