現代ロテム、米鉄道電装品生産拠点の竣工

[写真=現代ロテム]
[写真=現代ロテム]

現代ロテムが米国に初めて鉄道車両用電装品(電気・電子装備)の生産拠点を設け、北米市場攻略に拍車をかける。

現代ロテムは18日(現地時間)、米カリフォルニア州リバーサイド市で、現地の鉄道車両電装品生産工場である「現代ロテム・スマート・エレクトリック・アメリカ(HRSEA)」の竣工式を開催したと明らかにした。

8500㎡(約2600坪)規模の敷地に建設されたHRSEAは、現地に納品される鉄道車両の主要電装品(推進制御装置、牽引電動機、補助電源装置)を供給するために設立された。 この工場では電装品の生産と試験が行われるだけでなく、現地の事後顧客サービス(CS)管理と新規電装品関連の後続事業まで一緒に進められる。

現代ロテムのイ・ヨンベ代表は“鉄道産業で品質は絶対に「妥協できない価値」”とし、“HRSEA工場はこのような私たちの信念を米国現地で実現する重要な出発点になるだろう”と強調した。 続けて“リバーサイド市の雇用創出と経済活性化に寄与し、カリフォルニア地域社会と共に未来に進むことを期待する”と付け加えた。

HRSEAは、増加する米国鉄道の需要に歩調を合わせ、安定的に現地事業を遂行し、拡張するための足場を設けたという点で意味がある。

米国連邦政府はインフラや鉄道関連プロジェクトに資金を支援する場合、一定比率以上の米国産資材・部品使用を義務付ける「バイアメリカ」政策を施行している。 海外企業が米国市場に進出し、競争力を維持するためには現地生産拠点の構築が欠かせない。

これに対し、現代ロテムはHRSEAを通じて米国の主要鉄道運営機関の事業需要に積極的に対応できるものと予想している。 国内協力会社と同伴進出し、現地で直接部品を生産するだけに、より速く安定的な供給網の確保で、今後、米国内の新規鉄道プロジェクトで競争優位を占めることができるものと期待される。 現地人の雇用と生産教育も同時に進行し、地域社会に肯定的な影響を及ぼす展望だ。

特に、HRSEAで生産される電装品は全て現代ロテムの核心技術とノウハウが集約された主要装置だ。 推進制御装置と牽引電動機は鉄道車両の推進力と制動力を制御して加減速を調節する役割を果たし、補助電源装置は各種サービス機器に電力を伝達する。

現代ロテムは2028年のLAオリンピックとパラリンピックを前後して米国で大規模鉄道インフラ需要が集中するものと予想されるだけに、HRSEAを中心に北米市場ネットワークをさらに強化する計画だ。
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