金正恩委員長の電撃訪中、"戦略的協同緊密"・・・"韓半島の恒久的な平和および安定を築く"

[写真=聯合ニュース]


北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)委員長が再び電撃的に中国を訪問し、中朝首脳は米朝首脳会談を控えた時点で双方の戦略的協力案を論議したものと観測されている。

7日、金委員長と習近平中国国家主席会談には北朝鮮側のリ・スヨン、キム・ヨンチョル党副委員長とリ・ヨンホ外相など主要関係者が同行して注目を集めた。リ・ヨンホ外相は外務省で核・軍側の分野を担当しながら長い間、対米交渉に参加した人物だ。

専門家たちは約40日ぶりに再び行われた金委員長の2度目の中国訪問を、北朝鮮が中国に韓半島和平体制構築に参加する名分を与え、経済的実利を取るための戦略だと分析した。

ヤン・ムジン北朝鮮大学院大学教授は、"米朝首脳会談後、北朝鮮に最も重要な問題は経済的実利の拡大である"とし、"今回の金委員長の訪中は、北朝鮮が中国に一つの名分を与えて二つの実利を得るためのもの"と評価した。さらに、先月27日、南北首脳の「板門店(パンムンジョム)の宣言」で、韓半島の平和体制の構築と関連して中国が排除されるのではないかという議論があっただけに、"今回の訪問で中国が韓半島の平和体制構築に参加できる名分を与えた。中国にとっては韓半島に対する影響力を持続して維持できるという目標を達成することができた"と説明した。

また、キム・ドンヨブ慶南(キョンナム)大学の極東問題研究所教授は、"金委員長の今回の訪中は予定になかった突然のことで、少なくとも今回だけは南北首脳会談の結果や今後の米朝首脳会談と無関係ではない"と解釈した。

このように北米の首脳会談の日程と場所が発表される前に中国と緊密な事前協議を行うための訪中であったとみている中、金委員長は帰国する際、習主席に感謝の電文を送ったと朝鮮中央通信は報じた。

朝鮮中央通信は9日、金委員長が訪中を終えて帰国する際、"温かく歓待し、誠意を尽くして歓迎してくれた敬愛する習近平主席に心より感謝申し上げます"と 謝意を表明したと報道した。金委員長は8日習主席に送った電文に、"われわれの今回の対面と会談は朝中間の戦略的協力をより緊密にし、朝鮮半島地域で恒久的で強固な平和と安定を構築する上で積極的に寄与するだろう"と表明した。

一方、金委員長は7日から二日間、中国遼寧省の大連を電撃訪問して習近平主席と会談した。
 
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