サムスン電子が3四半期のカナダのスマートフォン市場1位を奪還した。 2015年2四半期、ギャラクシー5などの戦略プレミアム製品の成功で、現地で初めて1位を達成して以来、2年ぶりだ。
27日、米市場調査機関のストラテジー・アナリスティックス(SA)によると、サムスン電子が今年3四半期35%の占有率で、カナダのスマートフォン市場で1位を占めた。 昨年同期(26%)比9%ポイントも上昇した数値だ。
一方、アップルは今年3四半期のカナダのスマートフォン市場で35%のシェアで、2位を占めた。 サムスン電子と数値は同じだが、販売量がわずかな差で遅れたとSAは明らかにした。 特にアップルは昨年同期より6%ポイント下がり、逆成長した。
SAは"アップルがカナダ市場に初進出した2009年以来、最悪の成績"とし、"アップルの新製品のアイフォンXの発売が遅延され、先に披露したアイフォーン8シリーズは前作(アイフォーン7)と大きく変わらないため、消費者の関心を引くことに失敗した"と分析した。
SAは"サムスン電子は昨年、「ギャラクシーノート7のバッテリー事態」によって困難を経験したが、今年は反騰することに成功した"、"プレミアムラインと中低価ラインが均等に人気を集めており、特に「ギャラクシーA5」の場合、今年カナダでベストセラー(best-selling)スマートフォンモデルに選ばれている"と説明した。
サムスン電子はカナダでサービスを多様化して、市場地位をさらに強固にするという計画だ。 一例として今月初、サムスン電子のカナダ法人はモバイル決済サービス「サムスン ペイ」の適用範囲を拡張することにした。 既存のクレジットカードのみ使用することができたサムスン ペイをデビットカード(Debit card)まで使えるようにレベルアップしたのだ。
しかし、今年4四半期のカナダのスマートフォン市場でアップルが再びサムスン電子を抜いて1位に浮上する可能性が高いとSAは予測した。
SAは"アイフォンXがブラックフライデーとクリスマスシーズンがある4四半期に発売され、大規模に売れていくものとみられる"、"サムスン電子が新製品がない状況で、今年4四半期の1位を守るのは難しいだろう"と見通した。
さらに、"ただ、サムスン電子も来年1四半期「ギャラクシーS9シリーズ」の発売を控えているだけに、両社の競争は一層激しくなるだろう"と付け加えた。
一方、SAによるとサムスン電子は今月3四半期の北米(アメリカ、カナダ)のスマートフォン市場で1070万台を出荷し、シェア25.7%で、2位に下がった。 アップルは1280万台を出荷し、シェア30.7%で1位だった。 2四半期にサムスン電子は33.7%のシェアを占め、25.4%の占有率を記録したアップルを抜き、北米スマートフォン1位を奪還したことがある。
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