国内唯一の化粧品シリコン生産企業のKCCが高機能性製品を披露し、1兆3000億ウォン規模と推定されるグローバル市場での競争力強化に乗り出している。
6日、関連業界によると、KCCはシリコン生産設備が位置した全州3工場で化粧品有機系原料ともっとよく混ぜることのできる化粧品用シリコンのアルキル変性シリコンのクロスポリマーの量産を控えている。
シリコンクロスポリマーはシリコンオイルを結合させて作る化粧品用シリコンで、化粧品製造に広く使われる原料だ。 基礎化粧品をはじめ、色調化粧品にも使用され、化粧品の柔らかな使用感を決定する要素だ。 だけでなく、化粧品の潤滑性をはじめ、持続性などを向上させる役割をする。
KCCが開発したアルキル変性シリコンクロスポリマーは既存の製品に比べて水または有機系オイルとの相溶性が高い製品だ。 従来のシリコンクロスポリマーの場合、よくまじらないが、炭素化合物を反応させて常用性を高めた。
また、最近化粧品製造業界が高い含量の紫外線遮断剤が含まれた製品開発に集中している中、有機系紫外線遮断剤と混合の際、既存製品より外観が透明で安定性も優れている。
KCCの関係者は"昨年3四半期にアルキル変性シリコンクロスポリマーの開発に成功して商用化を準備中"とし、"近いうちに販売が可能なものと予想している"と話した。
KCCは現在、国内で化粧品用シリコンを販売する唯一な国内企業だ。 これまで建築資材用シリコンの開発を通じて蓄積したノウハウを活用して2010年から化粧品のシリコン事業を開始した。 現在、アモーレ・パシフィックとLG生活健康、愛敬など国内のメーカーをはじめ、ニベアなどのグローバル企業にも製品を供給しており、2011年、英国シリコン原料企業のバシルドンを買収してグローバル競争力を高めた。
KCCは化粧品用シリコンが全体事業の売上で占める割合が大きくないが、事業競争力の向上に努めている。 鄭夢進(チョン・モンジン)KCC会長もシリコン製造技術を新成長動力にして、関連技術や製品競争力強化を強調したことがある。
KCCは常用性を高めた化粧品用シリコンを開発するのに止まらず、技術力をさらに高め、化粧品用シリコン市場で独歩的な位置を構築するという計画だ。
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