文化体育部チョ・ユンソン長官とキム・ギチュン元大統領府秘書室長の執務室と自宅など家宅捜索

[写真=聯合ニュース提供(26日、家宅捜索のために世宗市文化体観光部に入る特検チーム)]

「チェ・スンシルゲート」を捜査中であるパク・ヨンス特別検事チーム(特検)が26日、文化体育観光部(長官 チョ・ユンソン)を家宅捜索した。文化体育観光部はこれに先立つ10月27日も検察から家宅捜索を受けたことがある。

特検は26日午前、文化体育部事務室に捜査陣を送って人事・政策関連書類と記録、コンピューターのハードディスクなどを確保したという。捜査官らはチョ・ユンソン長官執務室をはじめ企画調整室、芸術政策局、芸術政策局、コンテンツ政策局、観光政策室などを対象に家宅捜索を実施した。
 

 [写真=亜洲経済(国政調査聴聞会に証人として出席したキム・ギチュン元大統領府秘書室長)]

特検は同日午前、ソウル平倉洞のキム・ギチュン元大統領府(青瓦台)秘書室長の自宅の家宅捜査にも乗り出した。

キム元室長は2014年10月当時、キム・ヒボム文化体育部1次官に“1級の室・局長6人から一括辞表を受けるように”指示した疑いを受けている。特検はユ・ジンリョン元文化体育部長官から「キム元室長が人事に介入した」という内容の証言を確保したという。

また、二人(キム元室長とチョ長官)はいわゆる「文化界ブラックリスト」の作成と管理に関与したという疑惑を受けている。二人を中心に大統領府と文化体育部が反政府性向の文化界人事たちを各種文化支援事業から排除するなどの弾圧をしたということだ。

文化芸術市民団体はキム元室長とチョ長官、チョン・カンジュ文化体育部第1次官(当時大統領府国民疎通秘書官)などを職権乱用権利行使妨害と強要、教務妨害などの疑いで特検に告発した状態だ。
 

[写真=聯合ニュース提供(出勤するチョ・ユンソン文化体育部長官)]

このような疑惑についてチョ長官は“(ブラックリスト関与疑惑)はとんでもない主張”と線を引き、10月の文化体育部国政監査のときもブラックリストが実在するかという質問に“存在しない”と答えたことがある。

一方、特検は今日(26日)ソウル盤浦洞のチョ・ユンソン長官の自宅も家宅捜査した。

特検は確保した資料を整理し、文化体育部の関係者たちとキム・ギチュン元室長などを召喚・調査する方針だ。
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