SK株式会社が昨年買収した半導体素材企業のSKマテリアルズが日本の昭和電工(Showa Denko)との合弁法人(JV)を通じて蝕刻ガス分野に事業を拡張する。 SKマテリアルズと日本昭和電工は1年間余りの合弁事業の検討を経て、12月18日に生産・販売を向けた合弁法人設立の契約を締結した。
合弁法人の社名はSK昭和電工で、持分率はSKマテリアルズが51%、日本昭和電工が49%だ。 初期投資金額は210億ウォン規模で、両社は蝕刻ガスの需要増に合わせ持続的な増設投資を実行する計画だ。
蝕刻ガスとはシリコンウェハー上の必要部分だけを残して残りの物質を除去する半導体工程である蝕刻の過程に使用される特殊ガスだ。
今後、半導体微細化工程及び3Dナンドの拡散によって蝕刻ガスの需要が急増する見込みで、この中でもSK昭和電工が生産するCF系ガスは3Dナンドの積層化によって使用量が急速に増えている。 業界によるとCF系の蝕刻ガスの市場規模は2016年2500億ウォン水準で、一部製品の場合は現在の供給の水準を維持すると、来年下半期から供給不足に陥るものとみられる。
SKマテリアルズの関係者は"蝕刻ガス分野の最高レベルの技術を持った昭和電工との合弁法人を通じて蝕刻ガス市場に早期の進入が可能になった"と明らかにした。
総合素材企業の昭和電工社はCF系の蝕刻ガスグローバル1位の企業で、時価総額は2兆5000億ウォンに達する。 また、フッ素系特殊ガスの全製品ラインナップや源泉技術を保有しており、北米や欧州、中国などに販売網を保有している。
亜洲日報の記事等を無断で複製、公衆送信 、翻案、配布することは禁じられています。