パク・クネ大統領の運命の日が1日後に迫った。
弾劾案が可決された後、国会の弾劾議決書がパク大統領に伝えられると、その時点からパク大統領の権限行使は中止され、ファン・ギョアン国務総理(首相)がその権限を代行するようになる。
首相室を中心に国防、外交、治安の順番に非常プランが稼動され、ファン首相は一番先に全軍に指揮警戒令を下す予定だ。また、各国駐在大使館を通じて韓国の対外政策に変化がない内容を知らせるようユン・ビョンセ外交部長官に指示する予定だ。
また、ファン首相は弾劾の翌日に対国民談話を発表し、国家安全保障会議(NSC)を開催する予定だ。
ファン首相はパク大統領と主要国政懸案と人事・経済・外交・安保問題などを巡って非公式的に相談をすると観測される。大統領秘書室は大統領権限代行補佐と首相(総理)室の支援で業務が変更される。しかし、パク大統領の業務連続性の維持次元で首席秘書官たちの非公式報告は可能だという見解もある。
ファン首相は経済危機をあげ、経済副総理の人事問題から国会に促すものとみられる。ユ・イルホ経済副総理は留任することになるか、後任に内定されたイム・ジョンリョン金融委員長に交代されるかもパク大統領と相談を経るもととみられる。
しかし、野党はパク大統領に対する弾劾案が可決したら、ファン首相も自ら辞退すべきと主張しており今後論争が大きくなる見通しだ。
野党側は弾劾訴追案の意味には内閣総不信任が含まれているという意味でパク大統領の弾劾案が通過されればファン首相も辞任すべきだと主張しているからだ。
ただ、ファン首相が大統領の固有権限である任命権を行使し、自分の次期首相を後任に任命できるかどうかを巡っては法律の解釈が分かれている状況だ。
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