SKテレコム、米国国会議事堂で次世代通信セキュリティ技術「量子暗号通信」試演

[SKテレコム、米国国会議事堂で次世代通信セキュリティ技術「量子暗号通信」試演]



現存する暗号化技術の中で最もセキュリティが優れていると評価される「量子暗号通信」技術と関連して世界各国の研究開発競争が激しい中で、SKテレコムが情報セキュリティの心臓部ともいえる米国の国会議事堂で技術試演会を開催する成果を上げた。

SKテレコムは9日、米ワシントンD.C.の国会議事堂議員会館で国会議員、政府機関の関係者、マスコミを対象として次世代通信セキュリティ技術である量子暗号通信システムを展示して盗聴・傍受リアルタイムで探知など核心機能を試演した。

量子暗号通信技術は現存する最も完璧な通信セキュリティ技術で「不確定性」と「非複製性」という量子力学原理を活用して伝送中のデータのハッキングを遮断する。 この技術が適用されれば、国防行政など主要情報が行き来する国家基幹網や金融網、医療網など多様な産業セキュリティ分野に新紀元が整えられると見られる。

セキュリティ技術の先進国である米国は既存暗号体系に代わる次世代暗号体系で量子暗号通信システムの導入を積極的に検討しており、関連技術研究開発に拍車をかけている。 SKテレコムは今回のテストで量子暗号通信技術の先進国水準に比べても遜色ない技術力を披露して反響を受けた。

今回の実演は米下院軍事委員会所属のジョー・ウィルソン(共和党)、ウォルター・ジョーンズ(共和党)議員と下院予算決算特別委員会所属のロバート・アダーホルト(共和党)議員の招請で実現され、米国国防省、エネルギー省、交通部など多様な分野の政府機関の関係者が出席して量子暗号通信技術に対する現地の高い関心を表明した。

また、同日、SKテレコムはコネクティッド・カーや自主走行自動車関連の研究機関である米「ITIC(International Transportation Innovation Center)」と量子暗号通信技術の開発協力に向けた了解覚書を締結し、自動車ハッキング防止技術の開発及び標準化に協力することで合意した。

現在コネクティッド・カーをはじめとする各種ICTシステムのセキュリティシステムには一定のパターンが存在するため、スーパーコンピュータを保有したハッカーがパターンを判読すると暗号を解読できる可能性が存在する。

SKテレコムは現在開発中の量子暗号通信システムが導入されれば、このような問題点が解決されるものと期待しており、今年初めからスイスのジュネーブ大学及び関連分野の先導企業である「IDQ」社と共同プロジェクトを通じて研究開発に拍車をかけている。

SKテレコムのチェ・ジンソン総合技術院長は"MWCに続く今回の米国国会議事堂での試演はSKテレコムの量子暗号通信技術力を世界的に認められた結果"として、"SKテレコムは量子暗号通信を通じて、既存のセキュリティシステムパラダイムを革新して、国防・行政・電力・医療など国内外の主要基幹網におけるセキュリティを画期的に向上させるだろう"と明らかにした。
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