NTTデータ、バチカン図書館と初期契約

NTTデータはバチカン図書館(バチカン市国)が所蔵する手書き文献のデジタル化と長期保存を目的とした事業について、バチカン図書館と初期契約を結んだ。初期契約では約23億円を投じて約3000冊を4年間でデジタル化する計画。将来的には全8万冊の手書き文献をすべてデジタル化するプロジェクトとなる見通しだ。

バチカン図書館が所蔵する、2世紀から20世紀にかけて執筆された装飾写本や聖書の写本など「マニュスクリプト」と呼ばれる文献をデジタル化し、長期保存する。デジタル化した文献はバチカン図書館のウェブサイト上で高精細画像データとして公開する。

マニュスクリプトの中には羊皮紙やパピルスで書かれたもの、金銀などで装飾されたものなど日々劣化が進んでいる文献も多く、いずれ解読不可能になることが懸念されている。NTTデータはデジタル化作業と、デジタル化された文献を長期保存して広く公開するためのITシステムを提供する。

(亜洲経済オンライン)
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