韓国で元金を返済できないまま利息だけを返済する融資金の総額が35兆ウォン(約2兆6000億円)に達している。住宅価格の下落の影響とみられる。
韓国銀行(中央銀行)が31日までに国会に提出した報告書によると、3月末現在、ローン資産価値比率(LTV)規制の上限(住宅価格に対する融資金の割合の上限、60%)を超えた融資金のうち、利息だけを返済しており、借入金の償還期限延長時に元金の一部を返済しなければならない融資は35兆ウォンだった。住宅価格が20%ほど下落すれば、この額は93兆ウォンと約3倍に膨れ上がるという。
償還期限の延長時に返済しなければならない元金は3年間で総額2兆ウォンほどだが、住宅価格が約20%下落すれば、この額は11兆ウォンに拡大する。
(聯合ニュース)
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