米Googleの地図情報サービス「Googleマップ」で天気情報も閲覧することが可能になった。出張時などに目的地の状況が気になる場合、地図で経路を調べた後、簡単に降雨の有無などを把握できる。
Googleマップを表示し、右上のレイヤーから「天気情報」を選択すると、地図上に各都市の現在の天気と気温を閲覧できる。さらにアイコンをクリックすると、吹き出し上で湿度や風速、直近4日間の情報も見られる。
米国の天気情報サービス「weather.com」と協力しており、各都市のアイコンをクリックして吹き出しを開き、「10日間」というリンクを選ぶと、weather.comの英語ページで今後10日分の予測なども見られる。
世界各国の天気が確認でき、海外旅行時などの参考としても役立ちそうだ。特にニューヨークをはじめ米国の都市などでは、市内複数カ所の天気を細やかに把握できる。
また一定の縮尺までは、地図に重ねて現在の雲の様子も見られるようになっている。これは米国の海軍調査研究所が協力している。
ただ、日本の天気情報を知る手段としては、まだややきめが粗い。例えば2011年8月時点で、東京都では中央区の天気を閲覧できるのみ。局地的に激しく降る「ゲリラ豪雨」などの対策に利用するには情報が少ない。もっともGoogleマップはすでに、さまざまな分野で日本企業と提携するなどし、日本向けサービスを強化していることから、今後の情報拡充も期待される。
(亜州経済オンライン)
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