日本の半導体各社は夏休み期間中も各工場をほぼ連日稼働させる。家電や自動車などの需要が拡大しており、増産体制を敷く。半導体は昨年の夏前から回復基調が鮮明になり、高水準の稼働が続いている。ここにきても需給のひっ迫感は衰えず、各社、休日返上で対応する。
ルネサスエレクトロニクスは日本国内の前工程全１０工場を夏季休暇中も昨年と同じく、連日稼働させる。足元の稼働率は平均９割以上で、昨年の同７割を大きく上回る。
中でも滋賀工場（滋賀県大津市）は年度当初９日間の操業停止を予定していたが、電力制御に利用するパワー半導体の需要が伸びておりフル操業することを決めた。
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