韓国入りする脱北者数、向こう20年間で5.3%増

韓国に定着する脱北者の数が向こう20年間に年平均5.3%増加するとの見通しが出た。国会予算政策処が21日に国会外交通商統一委員会所属のハンナラ党議員に提出した資料で明らかにした。

 予算政策処は、韓国入りした脱北者数が昨年は2809人だったが、ことしは2835人、来年は3240人に達すると予測した。北朝鮮に急激な政治的変化が生じない限り、脱北者数は緩やかに増加し、10年後の2019年には5804人、20年後の2029年には8654人の脱北者が韓国に定着するとの見通しを示した。

 韓国入りする脱北者数の増加に伴い、脱北者支援費用も上昇し、向こう10年間で2兆2097億ウォン(約1698億円)がかかると予想した。内訳は、定着基本金、住居支援金、雇用支援金、医療給与など各種の個人支援金と間接費用が1兆3290億ウォン、脱北者の約50%に対し年間456万ウォンずつ支払われる生計給与が8807億ウォン。

 また、予算政策処は脱北者支援費用に占める生計給与の割合が2019年は44.5%、2029年は53.8%と、時間が経つにつれ上昇するとみている。

 日本語ニュースチーム news@ajnews.co.kr
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