![[写真=サムスンバイオロジクス]](https://image.ajunews.com/content/image/2025/09/10/20250910120506761478.jpg)
サムスンバイオロジクスが最近、米政府の関税圧迫による対米輸出環境の萎縮にもかかわらず、米国現地の製薬会社と約1兆8000億ウォン規模の超大型委託生産契約を結び、グローバル市場で競争力を立証した。
サムスンバイオロジクスは米国所在の製薬会社と12億9464万ドル(約1兆8001億ウォン)規模の委託生産(CMO)契約を締結したと9日、公示した。 契約期間は2029年12月31日までだ。 顧客会社・製品名は秘密保持条項により公開されなかった。
今回の契約は1月、欧州製薬会社と結んだ約2兆ウォン規模の契約に続き、創立以来2番目の規模の超大型受注契約だ。 今回の契約で、今年のサムスンバイオロジクスの累積受注金額は5兆2435億ウォンに達し、昨年の年間受注金額(5兆4035億ウォン)に迫った。 創立以来の累積受注総額は200億ドルを超えた。
サムスンバイオロジクスはグローバル景気鈍化、関税影響などバイオ業界全般の経営不確実性が日増しに大きくなる状況でも、相次ぐ大型契約を獲得し、競争力と市場の信頼を再び立証したと伝えた。
今回の成果は世界最大生産能力(78万4000ℓ)とグローバル規制機関承認トラックレコード(382件)に基づいた安定的な品質力量が関税リスクを越える差別的競争力として作用したことを示す事例と評価される。
サムスンバイオロジクスは生産能力と品質、多数のトラックレコードを核心競争力として前面に出し、今年、米国、欧州、アジアなどグローバル全域で多数の新規契約を獲得した。 増加するバイオ医薬品の需要に備えるため、生産能力も引き上げている。 第5工場は1~4工場の最適事例を集約した18万ℓ規模の生産工場で、4月に本格的な稼動に入った。
品質競争力の面でも米国、欧州、日本など主要グローバル規制機関から2025年9月基準で計382件の製造承認を獲得した。 承認件数は生産能力の拡大により持続的に増加しており、規制機関の実態調査通過率も業界最高水準を維持しているという説明だ。
一方、サムスンバイオロジクスは既存の「トップ20」顧客社から「トップ40」まで主要顧客群を広げ、グローバル市場攻略を加速化する計画だ。 今年1月にJPモルガン・ヘルスケア・カンファレンス、3月にDCAT Week、6月にバイオ・インターナショナル・コンベンション(バイオUSA)などで様々な顧客と会い、7月に開かれた「Interphex Week Tokyo 2025」にも参加して受注競争力を知らせた。
サムスンバイオロジクス関係者は“10月に開催されるアジア最大のバイオイベント「バイオジャパン2025」および「CPHIワールドワイド」などでもグローバル顧客および潜在顧客との接点を拡大していく計画”と述べた。
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