![[写真=LG電子]](https://image.ajunews.com/content/image/2025/05/27/20250527113846982719.jpg)
LG電子が独自開発した「マリンガラス」を前面に出し、企業間取引(B2B)領域で機能性新素材事業を強化する。 「マリンガラス」は海洋生物の成長を促進する水溶性ガラスパウダーをいう。
LG電子は26日、ソウル大学・ブルーカーボン事業団と「ブルーカーボン(Blue Carbon)産業活性化のための技術交流」業務協約を締結したと27日、明らかにした。
今回の協約で、LG電子とブルーカーボン事業団は「マリンガラス」を活用した海洋生態系復元実証事業を遂行し、国内外のブルーカーボン産業活性化のための新規事業発掘および技術開発などに乗り出す計画だ。
ブルーカーボンは海洋および沿岸生態系が吸収して貯蔵する炭素だ。 陸上生態系対比炭素吸収速度が速く、炭素貯蔵能力も大きいと知られ、地球温暖化の新しい解決策として脚光を浴びている。
「マリンガラス」は海藻類と微細藻類の成長を促進する機能性ガラス素材だ。 塩が水に溶けるように水と会うとミネラルイオンに変わるが、LG電子は6年以上の研究開発を通じてこの成分が一定の量と速度で溶けるよう精巧に調節する技術を開発、適用した。
ミネラルイオンは海藻類と微細藻類の栄養分になって汚染、海資源の乱獲などで破壊されている海の森を長期的に回復させ、さらには海洋生態系の復元および炭素節減にも役立つことができる。
特に、「マリンガラス」は溶解速度を設定できるだけでなく、ミネラルの種類と量はもちろん、製品の形態も望む方式で具現できるので活用性が優れている。
LG電子は「マリンガラス」を活用して他の産業群と協業し、多様な事業機会創出の可能性も見ている。 海に生息する微細藻類は医薬品、健康機能食品などの原料として使われており、発電機の燃料として使われるバイオマス(Biomass)を生成するため、持続可能なエネルギー源としても注目されている。
亜洲日報の記事等を無断で複製、公衆送信 、翻案、配布することは禁じられています。