韓国の高位公職者犯罪捜査処(公捜処)が3日、尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領に対する逮捕令状の執行を中止した。
公捜処はこの日公示を通じて「逮捕令状執行と関連して続いた対峙状況で事実上逮捕令状執行が不可能だと判断した」として「執行阻止による現場人員の安全が憂慮され午後1時30分頃に執行を中止した」と明らかにした。
これに先立ち、公捜処の捜査官らは同日午前8時4分ごろ、尹大統領に対する逮捕令状を執行するため、官邸前のバリケードを歩いて通過した。その後、官邸の警備を担当している陸軍防衛司令部55警備団と対立状況が続いた。
尹大統領の逮捕令状執行のために投入された人員は、公捜処30人と警察特捜団120人の計150人で構成された。
一方、大統領官邸の周辺には明け方から大統領の逮捕を阻止しようとする国民が押し寄せ、安全のために2700人余りの警察が現場に配置された。
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