![[写真=OCIホールディングス]](https://image.ajunews.com/content/image/2025/05/27/20250527113046717379.png)
OCIホールディングスが米国エネルギー企業のCPSエネルギーとLGエネルギーソリューションの子会社であるVertechと提携し、北米エネルギー貯蔵装置(ESS)市場の攻略に乗り出す。 3社は約3GW規模のESSプロジェクトパイプラインを一緒に推進し、テキサス・サンアントニオには年2GW規模の太陽光セル工場を新設し、供給網と関税リスクに先制的に対応する計画だ。
OCIホールディングスは26日、米国子会社のOCIエネルギーがCPSエネルギー、Vertechと北米ESS事業協力のための3者業務協約(MOU)を締結したと27日、明らかにした。
OCIエネルギーは今回の協約を通じ、VertechからESS用バッテリーの供給を受け、昼間に太陽光で生産した電力を貯蔵し、CPSエネルギーに販売する計画だ。 CPSエネルギーはテキサス州で約128万世帯に電気と天然ガスを供給する米国最大規模の地域公共エネルギー企業だ。
初めての協力事業はテキサス州ベアカウンティに建設中の「アラモシティESS LLC」プロジェクトだ。 約4万2000坪の敷地に120MW規模の太陽光設備と480MWh容量のESSを結合した発電所で、2026年末に完工予定だ。
OCIエネルギーは昨年12月、このプロジェクトを公式化し、CPSエネルギーと約20年間電力を供給する長期ESS容量契約(SCA)を締結したことがある。
OCIエネルギーはこれを皮切りに、約3GW規模に達する計13つのESSプロジェクトパイプラインに対し、CPSエネルギー、LGエネルギーソリューションとの協力を拡大する計画だ。
OCIホールディングスはESS事業の他にも北米太陽光需要拡大と米・中葛藤にともなうサプライチェーン再編に対応し、サンアントニオ地域に計2億6500万ドル(約3800億ウォン)を投資、太陽光セル生産基地を構築する。 工場は約5,600坪規模で、来年上半期に1GW、下半期に1GWなど、計2GW以上の生産能力を確保する予定だ。
米国戦略国際問題研究所(CSIS)は、AIデータセンターの拡散で、米国内の電力需要が2023年4GWから2030年84GWへと21倍以上増加するものと予想した。 特に、オープンAIやオラクルなど主要企業がデータセンターを集結させている地域が、まさにOCIエネルギーが位置しているテキサスだ。
OCIホールディングス関係者は“北米生産基地を多数保有したLGエネルギーソリューションと戦略的パートナーシップを締結し、グローバル関税とサプライチェーンリスクに先制対応している”とし、“ESSを通じて太陽光の間欠性を補完し、北米電力需要にも安定的に対応できるだろう”と述べた。
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