2026. 10. 24 (土)

日本銀行、10月の金利据え置き見通し…『物価2%に事実上到達』と判断か

  • 9月の利上げ影響を検証…物価のさらなる上昇抑制に政策の重心移動

  • 市場では12月の利上げ可能性80%反映…金利上昇の上限も不透明

日本銀行(BOJ)の上田和夫総裁の写真
日本銀行(BOJ)の上田和夫総裁[写真=ロイター・聯合ニュース]


日本銀行(BOJ)は今月の金融政策決定会議で政策金利を据え置く見通しである。これは先月の利上げが経済や物価に与える影響を見極めるためである。ただし、一時的な変動要因を除いた基調的物価上昇率が目標の2%に事実上到達したとの判断を下すと見られる。今後は物価上昇率が2%を上回らないように安定させることに重きを置き、追加の利上げ時期を検討することが予想される。

23日、日経新聞によれば、日本銀行は29日から30日にかけての会議で政策金利を年1.25%に維持する方針である。ある日本銀行関係者は「特別な緊急事態でない限り、連続しての利上げはないだろう」と述べた。上田総裁も16日にタイ・バンコクで行われた記者会見で、9月の会議以降、日本経済に関する指標が概ね予想通りに推移しており、予想を変えるような新たな状況は現れていないと述べた。

今回の会議では、四半期ごとに発表される『経済・物価情勢見通し』報告書を通じて、基調的物価上昇率が目標の2%に『合致する水準』に達したことを示唆する可能性が高い。基調的物価上昇率は、日本銀行が金利上昇の判断を行う際に重視する指標である。

利上げに積極的なタカ派の政策委員はすでに2%に達したとの見解を示しており、他の委員の間でも『2%前後に達した』との評価が出ている。上田総裁は16日の会見で基調的物価上昇率について「概ね2%に近く、これ以上の上昇は許容できない」と述べた。目標に達したからといってすぐに金利を上げるわけではないが、今後は物価上昇率が目標を上回るリスクが高まれば、より迅速に利上げに踏み切る可能性があることを意味する。

日本銀行が注視する物価上昇要因は、中東情勢の不安による原油価格の上昇や、人工知能(AI)関連の需要拡大、円安である。特に最近、原油価格が再び上昇しており、企業間取引価格に続いて、消費者物価も遅れて上昇する可能性がある。今回の見通し報告書では、2027会計年度の新鮮食品を除いたコア消費者物価上昇率に関する政策委員の見通しの中央値が、昨年7月に示された2.4%から上方修正される可能性がある。国会で関連法案が審議中の食品消費税引き下げの影響は、今回の見通しには反映されない見込みである。
 
12月の利上げが有力

次の利上げは12月が有力視されている。日本銀行は通常、半年ごとに金利を引き上げてきたが、今年は6月に続き9月にも利上げを行い、ペースを加速させた。短期金融市場調査会社であるドタンリサーチによれば、22日午後の時点で翌日物金利スワップ(OIS)市場が反映した利上げ確率は10月が4%にとどまる一方、12月は約80%に達している。市場では遅くとも来年1月の会議までには追加の利上げが確実であると見ている。

アメリカの金利決定も変数である。アメリカ連邦準備制度(Fed)は日本銀行の会議直前の27日から28日にかけて連邦公開市場委員会(FOMC)を開催する。日経によれば、市場では連邦が今回は金利を据え置くが、12月には利上げするとの予想が多い。アメリカの金利上昇により日米金利差が拡大し、円・ドル為替レートが上昇すれば(円安)、輸入物価が上昇し、日本銀行の追加利上げを圧迫する可能性がある。

金利をどこまで引き上げるかも不透明である。日本銀行は景気を過熱させず、萎縮させない中立金利を1.1%から2.5%と推定しているが、上田総裁は16日、中立金利がどの水準かを明確に判断する根拠がないと述べた。先月1日に公開された9月会議の『主要意見』でも、ある委員は海外の動向により中立金利が従来の推定値や市場予想を上回る可能性があると指摘した。市場がこれまで金利上昇の上限と見なしてきた2.5%を超える可能性があるということである。

日本銀行は、銀行の貸出が大幅に増加していることなどを根拠に、これまでの金利上昇にもかかわらず金融環境は依然として緩和的であると見ている。それだけ物価上昇圧力が残っているとの判断である。上田総裁も16日の会見で「政策金利を引き続き引き上げ、金融緩和の程度を調整する」と述べた。30日の会議後の記者会見で物価上昇リスクをどのように評価し、追加利上げの時期を見極める発言が注目される。



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