2026. 10. 23 (金)

中国共産党5中全会、出席率77%で歴代最低に

  • 米シンクタンク報告…今年除名・調査対象の次官級官僚71名

  • 軍部中央委員5名中1名の政治的立場不確実

  • 全面的な厳格な党管理の議論…『習近平党建設思想』具体化か

習近平中国国家主席の写真-聯合ニュース
習近平中国国家主席 [写真=聯合ニュース]

来週開催される中国共産党第20期中央委員会第5回全体会議(5中全会)に出席する中央委員と候補中央委員の比率が80%を下回り、毛沢東死後で歴代最低水準に達する見込みである。これは中国共産党における高級幹部に対する大規模な粛清が続いていることによると考えられている。第20期5中全会は、今月26日から29日までの4日間、北京で開催される。

米国アジアソサイエティ政策研究所傘下の中国分析センター(CCA)は最近の報告書で、今回の5中全会に2022年10月に開催された中国共産党第20回全国代表大会(党大会)で選出された中央委員候補376名のうち291名が出席すると予想している。予想出席率は77.4%である。

これは昨年10月に開催された4中全会の出席率83.8%を下回る水準である。当時は中央委員と候補委員315名が出席した。報告書は、今年の出席率が毛沢東死後に開催された全体会議の中で最も低い水準になると予測している。

低調な出席率は、中国の党政軍における反腐敗運動と高級幹部の粛清の影響と関連している。報告書によると、今年に入って9月までに除名されたり調査対象となった次官級以上の官僚と少将級以上の軍官は71名に上る。昨年の全体で77名に近い水準であり、この傾向が続けば今年の集計規模が昨年を上回る可能性もある。

習近平中国国家主席は2012年の政権発足以来、腐敗を共産党統治の重大な脅威と位置付け、反腐敗運動を継続してきた。捜査の強度もますます高まっている。中国の規律・監察当局が昨年立件した事件は約101万件で、習主席の政権発足初年である2012年の約15万5000件から大幅に増加している。

第20回党大会以降、腐敗などの規律違反で中央委員20名と候補委員8名が党から除名され、中央委員15名と候補委員6名が調査を受けている。行方不明の中央委員と候補委員もそれぞれ21名と13名に達している。このうち3分の2以上は軍部に所属していると分析されている。習主席は2023年に中国人民解放軍ロケット軍の調達不正疑惑が浮上した後、軍の幹部を対象とした粛清を続けている。

軍部の人事空白が特に目立つ。報告書は、第20回党大会で中央委員会に入った軍部人事(候補委員を含む67名)のうち、現在政治的に健在であると見られる人事は全体の20.9%に過ぎないと分析している。特に中央委員に選出された現役軍将校44名の中では、張成民中央軍事委員会副主席と董軍国防部長の2名のみが健在である。張又霞と何衛東前中央軍事委員会副主席など、政治局に進出した大物軍人も昨年の4中全会以降、相次いで失脚している。

一方、今回の5中全会では高級幹部に対する捜査とともに、党の統治体制と内部規律を強化する方策も主要議題として取り上げられる見込みである。中国共産党は5中全会で『全面的で厳格な党管理(全面從嚴治黨)』を強化する方策が集中して議論されると明らかにしている。

報告書は、党の統治体制を強化するための青写真が議論されると予想している。特に昨年6月に初めて公開された『習近平党建設思想』を具体的な制度と規律に発展させる可能性がある。これは党の指導力と思想的結束を強化し、幹部管理と政策指示の実行を強調する習主席の党運営構想を体系化したものである。

報告書は、これに伴い5中全会で主要な決定や事業、支出に対する監督強化、部下の規則違反に対する幹部の責任拡大などの方策が議論されると見込んでいる。不正行為が発生する可能性のある規制の隙間を補う方策も議題に挙げられる可能性がある。

このほか、ビッグデータを活用した腐敗摘発、中央政府と規律検査・監査機関間の協力強化、幹部評価制度の改編なども議論の対象として挙げられている。習主席の反腐敗・規律強化の方針を支える新たな理念的表現が示される可能性もあると報告書は予測している。

今回の5中全会は、中国共産党が事実上来年秋に予想される第21回党大会で新たな指導部を構成する前に開催される最後の全体会議となる可能性が高い。第21回党大会では、習主席の4期目の有無と次期指導部人選が重要な観戦ポイントとなる見込みである。



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