2026. 08. 14 (金)

プーチン大統領、26年ぶりにクナシリ島を訪問…日本に制裁緩和と政策転換を圧力

  • 領土交渉の期待を残すため訪問を控える…ウクライナ戦争以降の「対日配慮」を撤回

  • 戦争の長期化・経済負担の中、9月の下院選挙を前に国内結束の意図も

ウラジーミル・プーチンロシア大統領
ウラジーミル・プーチンロシア大統領 [写真=タス・聯合ニュース]


ウラジーミル・プーチンロシア大統領は13日、日本と領有権を巡る争いを抱えるクナシリ島(日本名:クルル島)の南端、エトロフ島を訪問した。2000年の政権発足以来、初めての訪問である。ロシア国家元首のクナシリ島訪問は2010年のドミトリー・メドベージェフ当時大統領の訪問以来16年ぶり、2回目となる。

日本の主要メディアは14日、プーチン大統領がなぜ今クナシリ島を訪れたのかを分析し、まず彼が26年間この地を訪れなかった理由を探った。

朝日新聞は、実質的な最高権力者であるプーチン大統領がこれまでクナシリ島訪問を控えていた理由は、日本に領土問題解決への期待を持たせ、経済協力を引き出すためであったと指摘した。メドベージェフ国家安全保障会議副議長は大統領と首相在任中に4回訪問したが、プーチン大統領は安倍晋三前日本首相との間で27回の首脳会談を重ね、領土問題を含む平和条約交渉が続く中で訪問を控えていた。

状況は2022年のウクライナ侵攻を契機に変わった。日本がアメリカ・ヨーロッパと共に対露制裁に乗り出すと、ロシアは日本を「非友好国」と指定し、北方領土問題を含む平和条約交渉を中断した。

ハカマダ・シゲキ青山学院大学名誉教授は読売新聞に対し、プーチン大統領がこれまで訪問を控えていたのは、天然ガスなどの資源を供給する日本から経済的に得られるものが多いと判断していたためだと述べた。さらに、ロシアが現在の日本経済力をそれほど高く評価しておらず、経済協力の利点を期待する相手とは見なしていないとし、今回の訪問には日本に「領土問題を今後の議題にしない」という意図が含まれていると考えた。

ただし、ロシアが日本との経済関係を完全に放棄したわけではない。朝日によれば、アビル・ダイスケ佐々川平和財団主任研究員は今回の訪問を、政治的関係の改善にはブレーキをかけつつ、経済関係は続ける意向を示すものと解釈した。

実際、今回の訪問は日本がロシアとの接触を再開しようとしている時期に行われた。日本経済新聞(ニッケイ)によると、原油輸入の90%以上を中東に依存する日本は、今年2月のアメリカによるイラン攻撃以降、エネルギー調達先を多様化する必要に迫られ、その頃からロシアとの関係改善を模索していた。5月には経済産業省と外務省の幹部がロシアを訪れ、経済発展省の関係者と会い、事業環境の改善を要請した。7月には茂木敏充外務大臣がフィリピンで開催された東南アジア諸国連合(ASEAN)関連の外相会議を契機に、セルゲイ・ラブロフロシア外相と5年ぶりに接触した。

しかし、ロシアは日本の動きを関係改善に向けた十分な措置とは受け取らなかった。アビル研究員は、ロシアが日本に要求したのは経済制裁の解除と直行便の再開であったと説明した。ロシア側が提案した次官級会談に日本が応じなかった上に、北大西洋条約機構(NATO)を通じたウクライナ支援が拡大したため、ロシアは日本が関係改善の意志を示していないと判断したという。アビル研究員は今回の訪問を、日本に両国関係を再設定しようと求めるメッセージと読んだ。

小泉祐東京大学先端科学技術研究センター教授は「ロシアという国は、相手が譲歩の兆しを見せると、逆に圧力を高めてさらなる譲歩を引き出そうとする」と説明した。今回の訪問にも、日本の最近の措置だけでは関係改善に向かうことはできないという点が示されており、制裁緩和など政策転換を要求する意図が含まれていると分析した。プーチン大統領が訪問の前日、日本の対露制裁を批判しつつ「日本を含むすべての隣国と協力する準備ができている」と発言したことについて、ニッケイは関係改善を望むなら日本がまず追加措置に踏み出すべきだとの要求と解釈した。

プーチン大統領が対日圧力を強化した背景には、日本の政策転換を引き出す目的だけではない。ニッケイは、彼がこのように強硬に出た裏にはロシアが直面している困難があると見ている。今月で4年半に達するウクライナ侵攻は、囚人や北朝鮮軍まで投入しても膠着状態から抜け出せずにいる。さらに、ウクライナによるロシア本土へのドローン攻撃が激化し、ガソリン価格が高騰する中、モスクワ市民も戦争が生活に及ぼす影響を実感し始めている。

戦争の長期化の負担は経済指標にも表れている。12日に発表されたロシアの2023年第2四半期の実質国内総生産(GDP)は前年同期比1.3%増加したが、高金利と投資の低迷により景気停滞が続いている。軍事費が増大し、上半期の財政収支赤字はウクライナ侵攻以降最大を記録した。西側の制裁が長引く中で、人手不足など戦時経済の歪みも顕在化している。

制裁緩和を念頭に置いた対米関係改善も期待通りには進展していない。ロシアはドナルド・トランプ第2期政権発足以降、アメリカとの関係改善を模索し、昨年8月にアラスカで首脳会談を実現したが、その後の会談は行われていない。ニッケイは対米関係改善を通じて制裁が緩和されるとのロシアの期待も低下していると伝えた。

戦争の長期化で国内世論が揺らぐ中、ロシアは9月の下院選挙を控えている。読売によれば、ロシアでは平和協議を望む国民が60%に達し、プーチン大統領の支持率は70%台から65%に低下した。与党の統一ロシアの支持率も30%程度にとどまっている。

兵藤信治日本防衛省防衛研究所研究官は朝日に対し、今回の訪問の第一の目的はロシア国内にメッセージを送ることだと分析した。彼はプーチン大統領が下院選挙を前に領土問題で外国に妥協しない強い指導者の姿を際立たせようとしたとし、不満が蓄積した地方を直接支援する姿勢を示し、愛国心を高めようとする意図もあると見た。プーチン大統領はクナシリ島で「我々には勝者の遺伝子がある」と強調し、現地の学校ではウクライナ侵攻に参加した極東出身の兵士たちに関する展示を観覧した。

プーチン大統領の訪問について、高市早苗総理は13日「日本国内の対露感情をさらに悪化させ、中長期的な関係回復を困難にした」と強く非難した。しかしニッケイは、エネルギー調達先の多様化のためにロシアとの関係再構築を模索しつつも、一貫した対露外交戦略を確立できなかった高市外交政策の隙間をロシアが突いたと評価した。続けて、国際関係全般を考慮した対露戦略を策定できなければ、日本が中国とロシアの圧力に同時にさらされる可能性があると指摘した。





* この記事はAIによって翻訳されました。
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