2026. 07. 21 (火)

海の日に「水泳禁止」…日本の海水浴場、10年で13%消失

  • 100年以上の歴史を持つ丹野和海水浴場が開場を断念…利用客は3分の1に減少し赤字が増加

  • 猛暑で足が遠のき砂浜も流出…海を訪れる理由を多様化させる必要がある

日本石垣島のビーチ写真ゲッティイメージバンク
日本石垣島のビーチ[写真=ゲッティイメージバンク]



日本大阪府岬町の丹野和海水浴場には、今年の夏「水泳禁止」の案内板が設置された。1904年に開業した歴史ある場所だが、今年は開場しないことが決まった。2016年には10万1000人だった利用客が、昨年は3万3000人に減少し、3分の1にまで落ち込んだ。毎年数百万円の赤字を出しており、ついに今年の夏の開場を断念した。

利用客は3分の1に減少したが、運営の負担は減らなかった。安全監視や駐車場管理を担当するスタッフ20人が必要だったが、人手不足で人を確保するのが難しく、高騰する物価により更衣施設の設置・撤去費用や人件費も上昇した。

日本で夏を象徴していた海水浴場が次々と姿を消している。読売新聞は「海の日」である20日、日本観光振興協会の調査を引用し、全国の海水浴場数が2016年の1111カ所から昨年の966カ所に減少し、過去10年間で13%減少したと報じた。

丹野和だけの問題ではない。大阪の羽衣海水浴場も今年は開場しない。1990年には20万3000人に達した利用客が現在は10分の1に減少し、運営人員の確保も困難になった。大阪の海水浴場4カ所のうち半数が今年の夏の開場を断念したことになる。

では、海水浴場の運営難に直結する利用客減少はなぜ起こったのか。読売新聞は、レジャー活動が多様化したことに加え、猛暑など自然環境の変化が重なった結果と分析している。日本気象庁によると、昨年6月から8月の平均気温は、最近30年の平均よりも2.36度高く、1898年の統計開始以来最も高かった。自治体の間では、極端な暑さに外出を控える人が増えたことが「海水浴離れ」を助長したとの分析が出ている。暑さを避けて訪れていた海が、今ではあまりにも暑く、逆に避けられる場所となってしまった。

人々の足が遠のくことだけが問題ではない。海岸自体が損傷し、開場できない場所もある。茨城県の北田海水浴場は、砂浜が波にさらわれ、泳客を受け入れられなくなり、今年の夏の開場を断念した。昨年、大量の砂を持ち込んで海岸を復旧したが、その砂はわずか1年で再び海に流されてしまった。県当局は、地球温暖化による海面上昇と激しい波が浸食の原因の一つと見て、根本的な対策を検討している。

宮城県の渡波海水浴場は、海岸を覆ったカキの殻のために3年連続で開場できていない。先月、住民数百人がカキの殻を取り除いたが、1か月後には再び海岸を覆ってしまった。取り除いても再び押し寄せるカキの殻のため、自治体もまだ根本的な解決策を見つけられていない。

このように海水浴場が次々と危機に直面する中、利用客を取り戻すための試みも続いている。鳥取県の皆生温泉海遊海水浴場は、昨年の利用客が9万3000人で、最近では最も多かった。夜間の宝探しや花火など、夜でも楽しめるイベントを設けた結果である。地元の観光関係者は「以前は何もしなくても客が来たが、今は客を引き寄せる努力が必要だ」とし、夜間や年間を通じたイベントをさらに拡大する計画を語った。

イベントだけでなく、海水浴場の利用文化を変えようとする場所もある。神戸市の須磨海水浴場は、2011年からタトゥーの露出と指定場所以外での喫煙を禁止している。2024年からは、禁止区域に水上バイクやレジャーボートが入ると、条例に基づいて罰金が科される。客を増やすのではなく、既存の客が快適に過ごせるようにする方針である。

長い間閉鎖されていた海水浴場を復活させた場所もある。福島県の宇毛海水浴場は、東日本大震災以降、石や木材が砂浜を覆い、海岸を利用できなかったが、住民が残骸を取り除き、海岸を整備した結果、来月16年ぶりに再開することとなった。震災で失った海岸を住民の手で取り戻した形である。

専門家は、海水浴場を単なる夏の水泳を楽しむ場所として見るべきではないと指摘している。中原直友東京海洋大学教授は「人々が海を訪れる理由は海水浴だけでなく、景色を楽しんだり魚を食べたりするなど多様である」と述べ、「各地域が立地や自然資源を生かし、その地域独自の海の価値を示す必要がある。夏だけにこだわらず、四季を通じて人々が訪れるようにすれば、海岸が再び活気を取り戻す余地は十分にある」と語った。





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