2026. 05. 12 (火)

日本、南米5カ国とのEPA交渉を開始…中国に対抗し「7億人」市場・資源確保を狙う

  • 昨年末の戦略的パートナーシップ発足を受け、今夏の交渉開始を模索

  • ブラジル産牛肉の開放が最大の争点…自民党農林族の反発は変数

メルコスールの公式サイトからの画像
[写真=メルコスールの公式サイトからの画像]


日本政府は南米共同市場(メルコスール)5カ国との経済連携協定(EPA)交渉を開始している。エネルギーと重要鉱物の供給網を拡大し、中東・中国への依存を低下させるとともに、欧州連合(EU)がメルコスールとの自由貿易協定(FTA)を先行して発効させた中で、日本企業の関税不利益を防ぐ意図もある。

日本経済新聞(ニッケイ)は10日、日本政府が今夏までにメルコスールとのEPA交渉に入る方針を模索していると報じた。メルコスールはブラジル・アルゼンチン・ウルグアイ・パラグアイ・ボリビアの5カ国から成る南米の関税同盟である。

日本はすでに昨年末にメルコスールとの関係強化に着手した。日本外務省は昨年12月にメルコスールとの『戦略的パートナーシップフレームワーク』を発足させ、貿易・投資・供給網・デジタル経済・エネルギー分野の協力策を議論してきた。当時、双方は共同声明で互いを「最も重要な経済パートナーの一つ」と位置付けた。

ニッケイによれば、日本政府は早ければ5月末にメルコスールとの追加戦略対話を開く予定で、その前に5月中旬にはメルコスール最大の経済国であるブラジルのマウロ・ビエイラ外相の訪日も調整している。高市早苗総理も先月28日に総理官邸で外務省幹部から関連報告を受けた。交渉が始まれば、高市政権発足以来初の大規模自由貿易交渉となる。

日本が急ぐ背景には、経済安全保障と通商競争という二つの軸がある。南米5カ国の国内総生産(GDP)合計は3兆1600億ドル(約4620兆円)で、東南アジア諸国連合(ASEAN)の約4分の3の規模である。一方、日本との貿易規模は昨年約2兆4000億円(約224兆円)にとどまり、米国・ASEANとの貿易の10分の1にも満たない。そのため、拡大の余地があるとの計算がある。

特に日本は南米を資源供給地として注目している。ブラジルは世界第9位の産油国で、昨年3月には原油生産量が1日430万バレルで過去最高を記録した。希土類の埋蔵量も世界第2位と評価されている。アルゼンチンは電気自動車(EV)バッテリーの重要原料であるリチウムの生産国である。ニッケイは、米国とイスラエルのイラン攻撃後、中東依存のリスクが浮上したことも日本政府の判断に影響を与えたと伝えている。中東情勢が緊迫化する前、日本の原油輸入は90%以上が中東産であった。
 

7億人市場


さらにEUの先行進出も日本を圧迫している。ニッケイは2日、EUとメルコスール間のFTAが一部加盟国の批准が完了していない状態でも暫定適用に入ったと報じた。これにより、EUとメルコスールを合わせた約7億人の市場で農産物と工業製品の関税引き下げが段階的に始まった。

日本の経済界が早期EPA締結を求めているのもこの背景からである。欧州企業が先に関税引き下げの恩恵を受けると、日本の自動車・機械メーカーがメルコスール市場で価格競争で不利になる可能性があるからである。日本政府と経済界はメルコスールを単なる輸出市場を超え、供給網の多様化の一環として捉えており、南米諸国も中国依存を減らす観点から日本との協力拡大に理解を示している。

ただし、最大の難関はブラジル産牛肉の問題である。ニッケイによれば、自民党の『農林族』(農家・農協の利益を代表する議員グループ)議員は、4月下旬の関係省庁との議論で「牛肉の輸入を確実に制限すべきだ」との意見を示した。日本はこれまで口蹄疫などの家畜伝染病の懸念を理由にブラジル産牛肉の輸入を事実上制限してきた。米国農務省の統計によれば、ブラジルの牛肉生産量は昨年1261万トンで、世界1位の米国を上回った。日本の2024年度の生産量は35万トンにとどまり、価格競争は容易ではない。

それでも自民党内部では、エネルギーと重要鉱物の確保の必要性を考慮すると、無条件に反対するのは難しいとの雰囲気もある。政権の核心関係者はニッケイに対し、「党の立場を考慮しながらも、最終的には国家外交の観点から判断すべき問題」と述べ、交渉推進の意向を示した。農業保護、経済安全保障、通商競争力という三つの課題をどのように調整するかが、メルコスールEPA推進の行方を左右する見通しである。





* この記事はAIによって翻訳されました。
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