2026. 06. 15 (月)

夢、愛、献身…『ビリー・エリオット』が愛され続ける理由

  • 「自分自身で生きるために通る過程」

  • 鉱夫のストライキとバレエの場面が交差

  • 大人たちの献身、感動を高める

  • 「この舞台は愛で溢れている…中心には子役たち」

2026年ミュージカル『ビリー・エリオット』Once We Were Kings [写真=シンシカンパニー]
2026年ミュージカル『ビリー・エリオット』Once We Were Kings [写真=シンシカンパニー]


「『夢はついに叶う』という楽観的なメッセージよりも、一人が自分自身で生きるために通る過程を描いた物語です。」(イ・ジヨン国内協力演出)
 
ミュージカル『ビリー・エリオット』は初演から21年経った今も世界中で愛され、1200万人の観客を魅了してきた。韓国では今年4回目のシーズンで、5年ぶりに観客と再会する。この作品が長く愛される理由は何か。

イ・ジヨン演出は4月29日、ソウル龍山区ブルースクエアでのプレスコールで「この作品は抑圧に抗い自分を見つける闘争と意志である」と述べ、「ビリーだけでなく登場人物の多くがその姿を見せる」と語った。
 
2026年ミュージカル『ビリー・エリオット』The Stars Look Down [写真=シンシカンパニー]
2026年ミュージカル『ビリー・エリオット』The Stars Look Down [写真=シンシカンパニー]


ビリーにバレエを教えるミセス・ウィルキンソンやビリーの母の遺言も同じメッセージを伝える。「自分を知ることが大切だ」「自分を守れ」と。鉱夫のストライキとビリーがバレエを学ぶ場面が交差するナンバー『ソリダリティ』はこれを鮮明に示す。

イ演出は「ミュージカル史上最も偉大な12分とされる『ソリダリティ』を見ると、労働者の闘争とビリーの芸術への情熱が同じ根を持つと感じる」と述べた。さらに「ビリー役の子役たちは1年半の努力を重ねた」とし、「ビリーのキャラクターにぴったり合っている。ドキュメンタリー的な真実性に多くの人が惹かれるようだ」と付け加えた。

「自分」を見つける過程には愛と犠牲が伴う。劇中で大人たちがビリーのために示す献身は作品の感動を一層高める。
 
2026年ミュージカル『ビリー・エリオット』Once We Were Kings [写真=シンシカンパニー]
2026年ミュージカル『ビリー・エリオット』Once We Were Kings [写真=シンシカンパニー]

オ・ミンヨン国内協力音楽監督は「子供を育てるには村全体が必要だという言葉がある」とし、「この作品が伝えたいのはこれだと思う」と述べた。さらに「子供が夢を抱いて未来に進むとき、村の大人たちは自分を犠牲にし愛で送り出す」とし、「子供のための大人たちの犠牲と精神が深い感動を与える」と語った。

『ビリー・エリオット』が舞台に上がる過程もこれに似ている。公演を完成させるには成長と愛が必要である。

ミセス・ウィルキンソン役の俳優チェ・ジョンウォンは「ビリーたちはその年だけ舞台に立てる。また会おうとは言えないキャラクターだ」とし、作品を準備し公演する過程で子役たちだけでなく自分を含む大人の俳優たちも共に成長すると述べた。

彼は「毎年、最後の公演のようにしている」とし、「ビリーたちのおかげで経験できた。『今日も公演があるが、今日が最後かもしれない』という気持ちを」と語った。
 
2026年ミュージカル『ビリー・エリオット』Shine [写真=シンシカンパニー]
2026年ミュージカル『ビリー・エリオット』Shine [写真=シンシカンパニー]

成長過程を共にしながら愛も自然に湧き上がる。

ビリーたちと「常に愛に落ちている」というチェ・ジョンウォンは「最後のセリフ『絶対に戻ってくるな、そこで再び始めるんだ』を言うたびに愛する気持ちを込める」とし、「バレリーノも俳優もミュージシャンもなれるこの子たちがビリーというキャラクターを通じて私と同じくらい舞台で幸せを感じる人になってほしい」と語った。

彼は「この舞台は愛で溢れている」と述べた。

「すべての人が愛でこの公演を作っている。その愛の中心には子役たちビリーがいる。」

公演はブルースクエアウリ銀行ホールで7月26日まで。

 



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